野外炊事をする時、食器はとかく簡素な金属製や
メラミンなどのプラスチック製になりがちです。

これらは耐久性に優れるため、好んで用いられます。
ふぉれすとぶっく自然教室では、陶器や木製品に
こだわります。なんといっても、温かみや質感が違い
味もおいしく感じられるから不思議です。

ただし、耐久性が劣るため、よほど丁寧に扱わないと
壊れてしまいます。

でも、あえて壊れやすいものを使うことで、ものを大切
にあつかうようになるものです。

野外炊事(野外炊飯)というと、薪で火を燃して
ご飯を炊いたり、カレーを作ったり・・・という
イメージが強いのではないかと思います。

もちろん、焚き火の火を使うのはワクワクするし、
火のありがたみを身にしみて感じることができ
よいものです。

しかし、すすけた鍋などを洗うのには、かなり余分な
洗剤や水が必要となります。

ふぉれすとぶっく自然教室では、「自然にやさしく」が
モットーなので、このへんは割り切って、ガスコンロを
使います。

自然の草花、樹木、風景など、どれも
とても美しいものです。でも現代人は
子供も大人も、この美しいものをじっくりと
見る時間、心のゆとりがほとんどありません。

夕日が沈むところや、満点の星空を見ると
だれもが自然と心がなごみます。

その辺に目立たずひっそりと咲いている野の花
でも、よくよく見るととてもかわいいものです。

ふぉれすとぶっく自然教室は、その素直で素朴な
自然に感動する気持ちを育んであげたいと思って
います。

その4・・・とっておきの場所

自然教室では、とっておきの「秘密の場所」を
いろいろ巡ります。

ガイドブックには絶対にのっていない、観光客、
登山者、ハイカーなどもほとんど訪れることもない
自然や原風景が残された美しい場所をそれぞれの
季節で紹介します。

特別、遠くへ行かなくてもすぐ近くにすばらしい場所
はまだまだたくさんあるんだということをぜひ、子ども
たちにも、大人たちにも知ってもらいたいものです。