平成17年度 第1回自然教室「春の里山トレッキングと星空観察」

 ☆開催日時:平成17年4月23日(土)〜24日(日) 〔1泊2日〕

・今回は、4ヶ月ぶりの自然教室でした。前回(昨年12月の第1回自然教室)、参加してくれた人が
 4人も参加してくれたりとてもアットホームな雰囲気の2日間でした。2日間とも天候にもめぐまれ、
 すべての活動を予定通りに行うことができま した。今年の冬はこのキゴ山も例年並みの積雪
 だったそうですが、3月末あたりから暖かい日が続いたこともあり、春が1週間〜10日ほど早まった
 ような気がします。5月にならないと開花しない花が多く咲いていました。

最初に「交流ゲーム」をやって、みんなの少し緊張した気持ちをほぐすことができました。 「自然観察トレッキング」に出発です。早々に小さな花を見つけました。なんだろう?みんなカードにチェックしています。 歩き始めて、約1時間30分後、キゴ山山頂に到着です。みんな、もうお腹ペコペコ。家の人に作ってもらった手作りお弁当を青空の下でおいしくいただきました。
食後の一コマ。山頂にある赤松の巨木の枝にロープと座板で即席のブランコを作りました。みんな「ハイジになったみたい」と喜んで遊んでいました。 キゴ山山頂からの下りです。スキー場の斜面に遊歩道があるのですが、木は生えていないのでとても高度感があり、ワクワクします。また、景色もいいので気持ちのよい道です。 下りの途中、ほんの少しですが残雪を見つけました。みんな季節外れの雪に大はしゃぎです。
遊歩道沿いにある、ミズバショウの前で記念写真をとりました。少しきみの悪い巨大な花でした。 ネイチャーゲームの定番、「木の鼓動」です。今は季節的に樹木が盛んに水を吸い上げているので、「ゴー、ザワザワ」という音が聞こえました。 「大地の窓」ならぬ、「大地の目」です。自分が地面の気持ちになって、じっと、だまって空を見上げます。雲が動く様子、木の上の方の枝が風にそよいでいる様子、鳥の鳴き声や、風の音などが聞こえてきました。
簡単工作の「星座早見盤」作りです。このあと、今夜見える星や星座についてこの星座早見盤を使って学習しました。 夕食の時間です。今日は「自然観察トレッキング」「ネイチャーゲーム」、「星座早見盤作り」などたくさんの活動をしたので、みんな夕食を待ちかねていました。今日のメニューは、食堂メニューでハンバーグ、クリームシチュー、フルーツポンチでした。 夕食後に宿泊室で、みんなでトランプをして遊びました。この頃にはみんな打ち解けてすっかり仲良くなっていました。
いよいよ、今回の自然教室のもう一つのイベントである天体観望です。大型天体望遠鏡で木星、土星などを観察しました。特に土星の輪は写真を見ているくらい迫力があり、大きく、印象に残りました。 夜の寝る前のひと時、本の読み聞かせの間です。みんな食い入るように真剣な顔で本の世界に入り込んでいました。今回読んだ本のタイトルは「ひよこの数はかぞえるな」、「あくびが出るほどおもしろい話」、「ものぐさトミー」の3冊でした。 2日目の活動の「木の箸作り」の一コマです。今回使った木は「コシアブラ」という木です。とてもよくしなる木で弾力性があり、しかも柔らかい木です。しかし、ナイフを使うのはほとんど初めてということもあり、悪戦苦闘でした。2時間半ほどかけてなんとか、箸らしい?形になりました。みんなの指はマメだらけ・・・。でも、貴重な経験でした。

 今回の自然教室の様子が、4月24日(日)付けの北陸中日新聞の朝刊に記事として掲載されました。