平成18年度 第1回 自然観察会「早春の里山 自然観察会」

 ☆開催日時:平成18年4月29日(土) 〔午前〕  能美市和気あいあいの里

・今年度から始まった新しい日帰りの企画、「第1回 自然観察会」には15名もの方の参加がありました。昨年度までは小学3年生〜中学3年生まで対象のイベントでしたが、今年度からは日帰りではありますが、小さなお子様から一般の方までどなたでも参加していただけるイベントを企画しました。今年の4月は雨の日や肌寒い日が多く、山野草や樹木の開花も足踏み状態でしたが、ここ1〜2日の陽気で一気に開花が進みました。わずか1週間前には開花してなかった草花も多く見られました。ちょうどこの時期は、1年のうちでも里山が一番活気づく頃で、週替わりで草花がめまぐるしく移り変わる時期でもあります。今回はそういった多くの草花を約2時間30分かけて、じっくりと観察することができました。

2〜3m歩いては立ち止まってはの繰り返しでなかなか先に進みません。それだけ子どもたちにとっては見るものすべてが興味津々で新鮮です。 「これなーに?」子どもたちは不思議なものを見つけるとすぐに知りたがります。好奇心旺盛です。そして、大人たちよりも早く吸収してしまいます。 これは、スギナといいます。つくしの葉っぱ。こうやって茎をひっぱるとちょうどはかまの所からプスッとちぎれます。
いまちょうどあいあいの里を鮮やかに染め上げているのは、このユキグニミツバツツジ。ちょうど5分咲きほどです。とてもきれいなピンク色です。 ちょっとめずらしい、ルリソウ。ワスレナグサの仲間です。遠目には空色にしか見えませんが、近くでよーく観察すると紫などがまざりとても美しい独特の色です。 休憩タイムに、「本の読み聞かせ」をしました。今日は小さなお子さんの参加が多かったので「よもぎだんご」という絵本を読みました。みんな絵本の世界に入り込んでいました。