
子宮内膜は卵が着床し、これから長い期間そこで育っていくいわばベッドのようなものです。
しかし、その子宮内膜が一定以上の厚さがないと妊娠しにくい
と言われています。
これは排卵後に分泌される黄体ホルモンの分泌が少なかったり、そもそも骨盤内の血液循環が
悪い人に多く見られます。
婦人科では子宮内膜が薄い方に黄体ホルモンなどのお薬で厚くします。
しかし、ただ厚さが8mm以上になれば着床に適する内膜になるのでしょうか?
最新の研究では、子宮内膜は厚さの問題だけではなく、
質の問題も重要であることがわかってきました。8mm以下でも着床するのがいい例です。
子宮内膜の質とは?
子宮内膜内のNK細胞やマクロファージなどの免疫に関する因子も
着床と深い関係があるのでは?という報告も発表されています。
これから研究が進むと、もっと内膜の重要性が明らかになるでしょう。
第55回生殖医学会 金沢大会(21年11月22〜23日) 
まだ、医療の現場では内膜と着床の関係は未知の世界なのです。
これに対処するには、
子宮の血流を改善させ、新鮮な血液を送り込むことで
内膜の厚さと質の改善が可能になります。
鍼灸治療はどんな作用があるのか?
子宮を調節している経路は大きく分けて2つあります。
それはホルモン調節と神経調節です。
お薬で、内膜を改善させているのはホルモン調節が主体です。
鍼灸の刺激はホルモン系にも作用しますが、
腰の神経を介して子宮への血流を改善させることができます。
※鍼にて有意に子宮動脈の血流が改善したとの研究結果がでています。
この腰の神経を介する作用はお薬ではできないことで、
いわば鍼灸治療でしかできないことです。



《まとめ》
今までの医療は主に卵や胚の質のみに焦点があたっていましたが、
子宮内膜も着床に大きく関与していることが最新の研究でも報告されました。


鍼灸治療では妊娠・着床しやすい内膜をつくる有効な一つの方法です。
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