症例29   10年来の頚痛が抗うつ薬で改善

Aさん(40歳代、女性)は10年ほど前から頚痛、頭痛になやんでいました。いくつかの整形外科を受診し、頚椎の生理的彎曲がないことを指摘され治療しましたが症状の改善はみられませんでした。今年になって症状は悪化し、不眠、食欲低下、口渇、動悸、しびれなども伴うようになりました。6月に当院初診。

治療は、トリガーポイントブロック、レーザー照射、抗うつ薬(SSRI、パキシル)としました。経過は順調に回復され12月には下記のメールをいただきました。

コメント

頚椎のレントゲンで理想的な生理的彎曲をさがすのは困難といってもいいすぎではありません。それが症状に影響を及ぼすことはないように思います。

メールをいただきました。

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私も、十二月から太極拳を始めました。 普段 使うことのない筋肉を動かしますので初回の後はかなり肩や首が凝ったように感じ、 ”エ〜 また逆戻り?” と、一瞬焦りましたが、半日程経つと心地良い疲れであることが分かりましたので、ホッと胸を撫で下ろした次第でございます。先生が最初におっしゃった ”一進一退を繰り返しながら、今年一杯を充電期間と考えて必ず治ると信じること” の お言葉通りに、自分の体調が変化しております。先生には、言葉ではとても言い表わせない程の感謝の気持ちで一杯でございます。 本当に有難うございました。

加茂整形外科医院