症例58  椎間板ヘルニアで2日間入院

Kさん(30歳代、男性)は2ヶ月前より誘因と思われることなく腰痛〜右下肢痛をかんじるようになりました。特に大腿の裏側の痛みは強く、歩行に差し支えがあります。なるべく体重をかけないようにして歩かなければなりません。3日ほど前の入院中に私のHPをみつけ、来院されました。

もともと腰痛、肩こりがあるそうです。

病院に昨日まで入院していました。MRIの結果5/Sにヘルニアがありました。硬膜外注射を受けましたが効果はありませんでした。医師からは手術を進められました。

かなりしっかりしたコルセットをされていました。図のような圧痛点がありました。特に大腿部の圧痛は強度でした。局麻8ccで大腿部の圧痛点ブロックをしました。

夜は、学習のため数冊の本をかしました。「ヒーリング・バックペイン」「心療内科を訪ねて」

次の日、頑固だった大腿部の痛みは消えていました。その分、下腿の痛みを感じるようになりましたが、体重を患肢にかけることができるようになりました。全体として50%の改善とのことです。それからもうコルセットはしないとおっしゃいました。

下腿にトリガーポイントブロックをしました。

都合で1晩しか入院できませんでしたが、希望をもって帰っていかれました。


コメント

2日間だけの治療でした。今後の経過はどうなることでしょうか?どちらにしても手術はないですね。Kさんはこれを見ていることでしょう。よろしかったら、掲示板にその後の経過をお知らせください。

加茂整形外科医院