症例60  椎間板ヘルニア

Aさん(20歳代、女性)は元々腰痛がありますが約1ヶ月前、ぎっくり腰になりました。以来、夜間にはビリビリした痛みがあり、座位や立ち上がるときも腰から左大腿裏側に痛みがあります。2年前にもA病院で4/5間のヘルニアということで入院したことがあります。今回もA病院へいき仙骨ブロックをうけましたが改善せず、B病院を受診しました。MRIをして診断は同じでした。硬膜外注射を3回、牽引などを受けましたが効果はありませんでした。

Yahooの掲示板で私のホームページを知り、受診されました。図のような圧痛点がありました。圧痛点をトリガーポイントブロック(局所麻酔12cc)するとすぐに楽になってしまいました。本日、初診ですがおそらくすぐに治ると思います。

 

掲示板より(2W後)    

2回の通院と先生のサイトで知った「腰痛は怒りである」を読んで、腰の痛み+坐骨神経痛は
驚く程改善されました♪(^O~)V。今手元には新たに「ヒーリング・バック・ペイン」と「心はなぜ腰痛を選ぶ」があります。が、今TMS君は標的を左太ももの付け根にしたらしく何だか筋肉が上下に「引っ張られている」いる様な妙な感じがあります。動く事に関しては殆ど支障が無いので、じゃんじゃん動いています。たまに「痛い〜(涙)」と、なりますが。先生がおっしゃってくれた「ヘルニアと言う事は忘れて積極的に動いて下さい」と言う指示のおかげで、動作恐怖症にはならずに済みました!。どうして他の医師はこのようなアドバイスが出来ないのだろう・・・。今は太ももの妙な痛みを取るべく修行中です。まだちょっとだけ腰も痛いけど、以前の比では無く普通にバイト出来るまでになった事が嬉しいです。

今回の始まりは1月13日の深夜のバイト中に起きました。コンビニでバイトしているのですが、ドリンクが配送されそれを床へ降ろしている時に腰が「ぐきっ」となって、暫くしたら激痛になりました・・・。急遽以前にA病院へ行きましたが(2年前にヘルニアで入院してた)満床の為1日だけお泊りして仙骨硬膜外ブロックして帰宅。3日後にB病院へ診察に行ったら「ぎっくり腰ですね。小さい怪我をしたと思って気長に治して下さい」と言われ、薬と湿布を処方されました。2日後MRIをしたらL4/5のヘルニアと言われました。2週間経った頃、左太ももの裏側5cmくらいの範囲が痺れ出し、再来すると「入院ですね」の一言。2月5日に入院し、ベッド上で牽引してましたが一進一退の日々でした(涙)16日に退院したのですが、痛みがあまり引きませんでした。座っていても腰と太ももが「ピリピリ」して、時々強い静電気が起きた様な痛みも下半身全体に走りました。それからは寝ても起きてもずっと足が痺れっぱなしの日々でした。ある日寝ながらネットをしていると、加茂医院のサイトを発見!!。サイトを何回も読んで私の症状がヘルニアによるものではないと理解。それと同時にamazonで本を購入。加茂医院へ初めて行った次の日に本が到着し、読んでいるうちにあれだけ酷いかった痺れが「ふっ」と消えました(痛み自体は加茂医院で殆ど解消されました♪)。それからTMSジャパンへお邪魔したり、ケイしゃんのHPを読んだりしているうちに痛みらしい痛みなんて何処へ〜!?状態です。今もたま〜に「痛いかな〜?」という時はありますが、TMS対策をして乗り切ってます(^^)。脳はなかなかTMSを手放そうとしません(-_-;)かなりの頑固物のようです。持ち主に似たのかな〜・・・。


コメント

圧痛点は痛覚過敏になっているのです。その理由はヘルニアのせいではなく、ストレス反応なのです。なぜその場所を選んでそうなるのかは分かりません。なぜその場所が円形脱毛になるのか分からないのとおなじです。

本日、小学6年生がかなり以前より尾骨が痛いといって受診しました。前医は尾骨の疲労骨折との説明だったそうですが親がその説を不審に思い当院にきました。

これもストレスなんですね。顎関節はストレス関係で有名ですね。なぜストレスがその場所を選ぶのかは不思議です。

治療は同じことです。小学生も楽に座れるようになりましたよ。しかし、根本的なストレスを解決しないと再発を繰り返す可能性はあります。

加茂整形外科医院