症例４８　半月板術後、膝痛がつづく

Aさん（40歳代、女性）は前日より、特に原因なく腰痛がおこりました。30歳代にぎっくり腰になったことあり。現在、肩こりもある。１年半前と1年前に両膝の半月板の手術をうけた。現在両膝も具合が悪く、正座はできない。

とりあえず腰の圧痛点にトリガーポイントブロックだけをしました。

１W後再診、腰はすぐに楽になったそうで、膝の治療をすることにしました。まず痛みは腰も膝もりくつは同じこと、次に半月板の障害と痛みは無関係であることを理解していただきました。

左膝に（ステロイド＋局麻）を注射、図のような圧痛点のトリガーポイントブロックをしました。

その1Ｗ後、水はなくなっていました。「膝が軽くなりました。正座も少しできるようになりました。

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コメント

膝が痛くなった理由は分からないとのこと。痛くなり始めた前に、火事にあい実家に同居、新築し転居という大きな出来事があったそうです。

痛いということはブラジキニンが放出されているということです。（侵害受容性疼痛）構造異常があるとブラジキニンが放出されるという定説？はありません。

ストレス→交感神経緊張→ブラジキニンの放出、慢性化、ということでしょう。