初めての経験

   朝早く散歩に近くの公園に出掛けた時の事です。
 ドドドドドーンと大きな音が僕の耳に響き渡りました?僕は大パニック ぴゅーと近くに在ったトイレに逃げ込みました。お母さんがびっくりして追いかけてきます。運動会の合図の花火だそうです。
  土砂降りの雨の時も稲光とカミナリの音にびっくりしてベットの下に潜りこんだんです。が!
二度と同じ音にはびっくりしません、だって僕に危害がないと分かったから・・・もうカミナリが鳴ろうが花火が打ち上げられようが平気です。エッヘン? 
   お父さんが犬舎を買ってきました、どうするのかなぁとおもっていたら
僕を家が出来るまで友達の所へ預けるためだといいます、社宅から車で3分位の所ですがお母さんにしてみれば今まで一緒に家の中で暮らしてきたから外に置くのは可哀想と思ったそうです。泣く泣く帰っていきました。僕も不安です。
でも次の日朝早く散歩に行くよとお母さんが来てくれました、僕も嬉しくて飛びついて勢いよく車に乗り込みました。公園に着くとつりたい会のある日でした。北陸三県から大勢の人達が来ています。僕は人が大好きなので嬉しくていろんな人の匂いを嗅ぎまわります。皆優しくて頭を撫でてくれます。ルンルンです。
<<1年後に又釣り大会があった時僕の事を覚えていてくれた人がいて「オッ1年ぶりだけど肥えたんじゃないか!」と言われました。ちなみに体重は43`です。
  ある日の事、お母さんがパソコンを教えてもらうのに、いちじくママとさつきパパがやって来ました。
いちじくちゃんは公園に居る時はとても大人しくママの足の間に入って出てきません?臆病なのかな
 でもでも家に付いて来た時は活発でまるで別人(別犬)みたい、僕もれいなもたじたじです。
どうしてさつきちゃんも来なかったの!と 聞くと 「さつきは、おもちゃを見ると2・3分で壊してしまうから他所の所に中々連れては行けない」 と 言っていました。壊すことで僕は昔の出来事を思い出してしまったのだ。
  僕留守番をして居たときのことです。
 あまりにも退屈なのでお父さんの部屋に入っていきました、するととってもいい匂いがするじゃないですか?いい匂いのするものを見つけガシガシして「なあんだ 食べれるものじゃなかった」と思い部屋を後にして寝ていました。お母さんが帰ってきました、いたずらしたのを知らん振りしていると、お母さんが形相を変えて必死に僕の体や口の中を調べるのです?僕がかじっていたのは何と
包丁だったのです。それもスカスカに切れる刺身包丁と出刃包丁の柄の部分お父さんの仕事道具、朝出して袋に入れるのを忘れて出掛けたそうです。お父さんも何事も無くてよかったとその包丁を修理に出して胸を撫で下ろしたのかなぁ!   ごめんなさい。。。