可笑しな犬

  ある日公園に新しい犬が来ました、チョビ君と言うミックスの男の子です。
僕と顔合わせしたときにお互いに「ウー ウー」とけん制をしてしまいお母さんに叱られてしまいました。
次の日もチョビ君が来たんだけど僕の事が怖いのか足を踏ん張って公園の中に入っては来ません!。
一度チョビ君が家にお母さんと一緒に遊びに来たんだ、最初とっても怖がっていたんだけど僕が何もしないと分かると自分の家みたいに寛ぐようになったよ?二階に上がってお父さんの部屋やお母さんと僕の部屋をチエックしに行ったり!でもおかしいんだ、上がったのはいいんだけど降りられないんだ、
だから僕が降り方を見せて真似しておいでと・・・それからもう覚えて上がったり降りたりしているよ。
 チョビ君には1つ面白い特技があります。僕にはまねの出来ないことだけど・・
  それは僕のお父さんが晩酌をしてつまみを食べていると横に座って「ワオオワオワオワオォ〜ン」とず〜っと喋りっぱなし、食べていないときも二階を眺めて「ワオワオ〜ワオオォ〜ン」といったい何を言いたいのかな!?
 
 それからチョビ君は<<
お喋りチョビ君と>>呼ばれるようになりました。

 公園で知り合った、たて吉君(ラブ)のお母さんが庭に居る僕を見つけて遊びに連れ出してくれました。車の後ろのハッチを開けてくれたので僕は飛び乗ってたて君を無視して助手席に座りました!たて君があっけにとられています。たて君のお母さんも笑っています!!だって僕の座る場所はいつも助手席ここが僕の席と決めてあるもん・・・・
 たて君の家に着きました。新しい家です、たて君もまだ家の中に入れて貰ってないみたい、お庭はとても広くネットで日除けも作ってあります、一番の特等席を見つけて座りました、実はその場所はいつも立て君が座っている場所だったんです。「しん君、ちゃっかりしているね一番いい所が分かるの!たて君はボーとしているから、あははははぁ」なあんて笑っていました。
 たて吉君のお家でスイカをもらっ貰って食べたんだけど種が邪魔になるので全部じゃないけど口から出しながら美味しく頂きました。 満足して寝そっべっていると家の中が見えたので鼻で戸を開けて中に入っていきました。部屋が沢山あるので一部屋一部屋点検していると おばあちゃんに「こらったて家の中に入ってはダメじゃないか」と怒っています、僕のことたて君だと思ったのみたい、慌てて庭に出ました、たて君に悪い事したなあ、ごめんね。

 たて君の特技はボールキャッチです。上手く取れると自慢げに見せびらかしにボールを咥えて皆の周りを回って歩きます。 5回6回すると暑くなるのか川へ浸かりに行きます。田んぼの用水が公園の横に流れています。でもあまり水が少ないから泳ぐことは出来ません。行水みたいに浸かるだけなんですが僕は早くたて君と遊びたいから上から覗き込みます。たて君の行くとこ行くとこ上から覗くのでたて君川から出れなくて困っていました、邪魔しているつもりじゃないんだけど!!用水は水が流れていないときは泥が多く体がツートンカラーにお腹は真っ黒になり皆「ウワァー近くに来るな、体を振るな」とか笑って好きなことを言っている飼い主さん達・・・僕男だけどたて君が大好きです。