10/16(土)「天高く馬肥ゆる秋」絶好の紅葉散策日和となり、サタモニメンバー4人は、標高1629m赤兎山の頂上を目指した。優しく丸みを帯びたこの山は、その姿かたちがウサギのように見えるため、赤兎山(あかうさぎやま)と呼ばれるようになったと云われています。
福井県勝山市は、前日からクマ騒動で全国テレビを賑わせており、クマ注意の看板が目立った。小原の集落に入り、林道をそのまま車で走らせる。おっと、ゲートを閉めておじさんが近づいて来る。3年前からか協力金一人300円徴収された。この先、林道終点までの6kmは、去年まで大部分が未舗装で結構凹凸が激しく荒れた道が最後まで続いていたが、驚く程に駐車場までは一部を除き完全舗装されていた。駐車場には、20台ほどの車があった。その上の50m程に赤兎山・大長山登山口がある。「小原峠へ90分・赤兎山へ130分・大長山へ170分」の標識がある。
いよいよ登山開始。木々はやや緑が残り、紅葉散策となると更に500mは登ることになる。やがて小原峠に着くと、あの遭難騒ぎで全国的に有名になった大長山との分岐点となる。赤兎山は右に進む。1000mを越すとブナ林が続き、ナナカマドの赤い実と葉っぱもやや紅色に染められていた。大倉分岐まで急坂が続くが、やがて-赤兎山-に近づくと、辺り一面クマ笹などの低い草木が続き、グッと見晴らしが良くなる。爽やかと言うか少しだけ涼しい風が吹いている。知らぬ間に頂上に着いた。白山、別山、三ノ峰が下の雲から浮かび上がり力強い。360°一望での眺めは素晴らしい。大長山(1671m)近いようでも、この場所から見えなくて奥の頂上までは3kmほど先にある。やがて、赤兎山山頂からもう少し奥で20分ほどの所の赤兎避難小屋に向って降りる。辺り一面に広大な紅葉の山々が広がって来た。赤や黄色のコントラストが素晴らしい。途中、小さいが赤池に着く。ここは、コバイケイソウ・イワイチョウなどの湿原植物の群生地でもあり、豊かな自然は、高山気分をより深めてくれました。赤兎避難小屋は一昨年に補修工事が終わり、15人まで利用できる無人の避難小屋で、ここをベースにして一泊する計画でゆっくりと紅葉散策を楽しむのも良いですね。トイレも完備で安心。
さらに奥の展望台地にて昼食を摂る。焼肉、ラーメン、熱いコーヒーは、最高の美味しさが味わえました。これで、本日の登山コースは終了。<ここで折り返し>来た道を下山する。
小原林道終点 小原峠 赤兎避難小屋
小原峠 林道終点
2010-10-16