雪山賛歌 / アメリカ民謡
初山歩きの報告(鞍掛山)
2011-01-03(月)
 2週間振りに快晴の広がった正月3日目の日、朝から山男マサさんと鞍掛山を目指した。もちろん、今年の初山歩きである。この日、これだけ天気が良いと家にじっとしていられるものではない。放射冷却現象もあって道路はカチンカチンに氷が張っている。その頃、下粟津コートでは、王子さんが雪掻きに挑戦するが、凍った雪はプラスコでは歯が立たないとのことで諦めたらしい。バイパスレジャーランドにて合流すると、山仲間のとっさんも駆け付けて来た。そのとったんも慌ててしまったらしく、冬山歩きに何を準備して良いか頭と手が廻らなかったとのこと。持参したのはツルハシ。エーッ!そんなものはいらんやろ?で、肝心の弁当も水も忘れたとの状態でした。確かに、鞍掛山は、滑落の心配も無いので軽装備で登れます。一番に大切なものは長靴ですね。裏ピン付きがさらに良い。そして、スパッツと手袋です。
 滝ヶ原の駐車場に向うと、20〜30cmの積雪で車の底からコシゴシ・ゴシゴシと音がする。第1駐車場は満車で第2駐車場に止める。もちろん、この積雪では何度も切り返しで駐車する。10:30西の谷コースから登り始める。頂上に向うと段々と積雪が増す。急斜面では、前の人の足跡便りにフラット面を探しながら登る。やはり、雪道はスピードも上がらず、頂上まで1時間程要しました。すれ違う人、頂上で休憩する人、合わせて50名程でした。
 大晦日(12/31)の登り納めに単独行した時は、すれ違う人が2人と寂しい思いをしたのですが、今回の初山歩きとして感じるのは、やはり、鞍掛山は人気が高いと言うことです。7つ程コースがあることや川の水量も豊富で森林浴と相俟って、中々手軽に心身が癒せます。しかも、この季節に安全であること、2000m級の高原と錯覚するほどに、何とも心地良く天にも登ったような気分になることです。頂上477.7mと低山ではあるが、小松ドームもはっきりと、今年もこの山にお世話になる御願いと御礼を伝えつつ、くっきり晴れ渡った白山に向っても軽く会釈する。この日は、風も無く陽射しからも暖かで、ジャンパーも要らない程でした。
 山男マサさんは、早速、焼肉に取り掛かる。本当に新鮮な空気の中、とにかく美味い!焼きソバも大満足!コーヒーの味は下界では味わえない美味しさです!マサさん知り合いの年配の女性陣3人の方にもコーヒーのご馳走で、特別に美味しいねと笑顔がこぼれていました。
 下山は、一番に緩い斜面の続く、中ノ谷登山道とんび岩仙人滝コースを選択。人の歩いた気配が少なく、中々深みに嵌まってしまいます。慎重に足元を確認しながら、傾斜面にあっては足裏を水平にし、かかと立てで滑りを防ぎながら、かなり雪質が緩んでいたこともあり、何度も初転びの尻もちを着いてしまいました。今回は、夏山とは正反対に短時間で下山することが出来ました。上り下り移動の合計タイムは1時間30分でした。