♪夏花火
夏の風物詩、花火大会が8/11(木)福井県坂井市三国にて開催されました。午後7時30分〜8時30分、夏を彩る7000発の花火が、サンセットビーチの防波堤や沖の船からも、水上花火として海面と夜空の両方を焦がしていました。
これまで、7/30(土)北國花火大会をサタモニの皆さんと鑑賞しましたが、犀川河川敷の大豆田にては、沢山の観衆の中、思うような場所取りが出来ず、看板の隙間からの鑑賞となりました。
それからするならば、三国サンセットビーチは、砂浜の防砂堤からの眺めも良く、海面の反射と小舟からの水中花火は、近くで見ることもあってか、そのスケールの大きいことやお腹を突き刺すような大迫力を感じつつ、最高の花火が味わえました。
ただ、最終に近付き風向きが海風に変わってしまったため、煙の流れを体に受け、映像が不鮮明となったことが悔やまれます。
この夏の風物詩『花火大会』も、今年は、東日本大震災の影響から、関東方面を中心に大型花火大会が中止されている所が多いようです。硬い表情で話すのは、全国各地で花火イベントを行う「丸玉屋」で、前年比の45%減と、その打撃は大きいとのことです。
伝統もあり、毎年花火に研究を重ねて来た花火職人の方にも、また、親子で花火大会に出掛けることを楽しみにしている家庭にも、相次いで中止となっている苦難のとき、協賛企業の方でも多少の縮小は仕方がないとしても、自粛という名で中止では無念となるものです。
しかし、この大震災の歴史を振り返れば、花火には慰霊と鎮魂の意味もあります。テレビニュースを観ていて、1ヶ月に訪れた石巻でも、まだ、数千人の不明者がいる中にあって、港から打ち上がる単発で小さな花火も、一発毎涙ぐむお年寄りの姿を見ては、再起のきっかけとしてきた日本人の篤い思いが浮かび上がってくるようでした。この花火は決して無駄にはならないでしょう。
打ち上げられます