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スワニー河 / フォスター
平成23年11月19日(土)
午後4時00分〜5時40分
こまつドーム集会室
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1月20日実施された「木場潟公園ロードレース」の前日は、女子マラソンの五輪2大会連続メダリスト、有森裕子さんを招いて『木場潟公園開設30年記念講演会』が開催されました。
会場への参加者は300人を越えていました。
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講師:オリンピック女子マラソンメダリスト
有森裕子氏
●演題:『よろこびを力に〜』私のマラソン人生
《プロフィール》
有森裕子さんは、バルセロナ五輪で銀メダル、バルセロナ五輪で銅メダル。自己ベストは、2時間26分39秒。過去12回のマラソン経験がある。
年齢:44歳、出身地:岡山、趣味:カフェめぐり
”有森さんは、大きな目に顔立ちも爽やかで綺麗な美人さんでした。”
《講演の内容》
マラソンは、最後まで頑張って42.195kmを駆け抜ける競技であり、他の競技と違って、いろんなマラソンコースを走り、沿道の人の声援もあって全ての能力を発揮出来る競技である。
マラソンは、人生そのものであり、いろんな力を付けるが、大切なことは、いろいろと大変なことも好き嫌い無く何でもOKになって欲しい。
岡山県に生まれ育ちました。母は九州、父は岡山、兄がいる。
小さい頃から、足の股関節脱臼に悩まされた。
長い間、両足矯正バンドで治療に当っていた。
小学校に入る前から足が内側に入る。転んだりして怪我が多かった。
3・4年生までのクラブ活動は手芸でした。
さだまさしの歌が好きでした。
走ることの出会いは、学校の安藤先生でした。
安藤先生が陸上クラブの担任でした。
よく教わったのが、人間はどう頑張ったか。能力は関係無い。
これから、どうしたいか。心も体も育てることが大切です。
何んでと思って、いろいろやり方を変えて行く。
”おめー よー頑張る それ続けてみいー” と励まされた。
中学校では、何か一つ頑張ろうと思った。
あきらめない精神が大切です!
どうやったらみんなと違うものがと考えた・・・800mやらない?
これが私のもの。チャンス到来!と判り易い評価があった。
校内大会3年連続で優勝した。
岡山にある有森ミュージアムに、この3枚の賞状がある。
父が建てたミュージアムは、元気の無い人にオススメです。
父は亡くなったが、母が説明してくれる。
高校では、陸上部の名門か入れてもらえなかった。
その先生に入れてもらえるまで、全ての行動を付け回った。
そして、名前を覚えてもらえるように、ふらっと現れた。
覚えてもらえるように、一ヶ月間は行動し続けた。
そして、ようやく陸上部に入れてもらった。
親からシューズを買って貰ったのが嬉しかった。
高校では、一度も成績が残せなかった。
”おめー 頑張れば いつか絶対出来る” と励まされた。
股関節が悪くて、故障が多かった。
整骨病院の先生から、おまえは立派なO脚だ!
必死に前向きに治したいと思った時、子供だましでもO脚が
格好良くなる。3年でO脚からI脚(オーからアイ)になった。
リクルートでは、小出監督のもと、3人の世界選手が揃った。
人を伸ばすには、メンタルが大切で努力すれば必ず結果が出る。
マラソンは、人が応援するから40kmギリギリで元気が出る。
時間を大切にして行く。流れを変える。
自分が何かをしようと思い、エネルギーを変えて頑張る。
人間は、どんなに思っていても、次は出来るとやる気を起す。
予定時間をオーバーしての『よろこびを力に〜』の講演でした。
流れに沿い見事な程に引き込まれるトークが素晴らしい!
《木場潟公園協会からの報告》
木場潟公園には、年間61万人の利用客があります。
昨年の50万人から、さらに入場者が増加している。
健康、環境、家族の憩いの場でもあり、益々利用が広がって来ている。
木場潟の環境を守って行こうと継続されて来た取り組みが素晴らしい。
水がきれいになって来た。木場潟から白山を望む絶景は小松の財産。
年間を通し国際的なカヌー競技やジュニア大会まで活発に開催されている。
来年は、高校生のインターハイカヌー会場が木場潟に決まった。
まだまだ未定である新国道8号線までの第2期工事が控えている。
さらに、道の駅木場潟まで広がって行くならば、150万人の入場者が見込まれる。
木場潟には鴨や雁や鳥達の絶好の休息場になっており、遠方からも観察に訪れる。
いずれ、粟津駅が改築され、より木場潟に近い駅から人が行き交うことも期待出来る。
この自然豊かな木場潟に雨の日でも鳥の観察が出来る長く伸びたビューテラスが必要。
一つのオアシスを形成するような第2期工事へと発展して行くことの夢が膨らんで来ます。
この運動やジョギング、ウォーキングする人の頑張りを見ては、また元気を頂いてしまいます。
木場潟公園開設30年記念講演会