平成24年2月12日(日)
午後1時30分~4時00分
こまつドーム集会室
主催:木場潟環境整備促進期成同盟会
共済:小松市
環境学習発表:『木場潟と符津の人々との係わり』
符津小学校4年生のみなさん
【プログラム】 司会者:本江町婦人会 林めぐみさん
●木場潟環境整備促進期成同盟会岡田会長挨拶
・健康、環境、家族の憩いの場でもあり、益々利用が広がって来ている。
・木場潟公園には、年間60万人以上の利用客があります。
・3年後には新幹線が金沢まで開通しますが、木場潟まで足を運んでもらう。
●来賓祝辞 小松市和田市長
・木場潟をきれいにして、美味しいお米を作りましょう。
・名古屋のデパートで、小松のお米が高く売れるようになってきた。
・全国から世界からきれいな木場潟に沢山の人を呼びたい。
●来賓祝辞 市議会円地議長
・木場潟が自然な形で残っていることは、健康的にもありがたい。
・カヌーのメッカとして、またジョギングやウォーキングの憩いの場所として磨き上げて行く。
●来賓祝辞 県議会山根議員
・議員として初めて務めた時、中西知事が自然環境は生物多様性で環境を守って行くことで、大変な功労がありました。
・この生物多様性は、木場潟を守って行くことには大変重要なことです。
●木場潟環境整備促進期成同盟会会長表彰
・団体表彰:今江町町内会、小松中央ライオンズクラブ
・個人表彰:長田良一氏、山本光栄氏、谷口肇氏、故中野誠太郎氏
●環境学習発表:『木場潟調べ隊〜木場潟と符津の人々との係わり〜』
・小松市立符津小学校 4年生のみなさん
・符津小学校の木場潟調べ隊のみなさんの学習成果では、昔の木場潟周辺に働く人々のに戻り、将来は木場潟で泳げたり水草が蘇ることの夢を持ちながら、自分たちが取り組んできたことを、大きな声ではっきりと発表出来たことは、大人の目からも、木場潟再生の大きな願いとして頼もしく感じ取れました.
・結構、昔の農作業と木場潟との係わりについて、符津町の人達から聞きだして、説明と判り易い寸劇にしての発表でした。
・(確かに、50年も前の木場潟では、冬になると湖一面が氷の世界になり、学校の授業中にも木場潟まで長靴スケートに出掛けたものでした。)
・(また、船を出しての鮒・鯉やシジミ採りの漁師の人が居たり、子供達は砂場で泳いだりもしていました。)
・その当時の農作業として、児童達には木場潟近くの田んぼまで、川伝いに船を漕ぐ様子や川田の足深い場所での田植え。そして、実りの秋の稲刈りと家族が揃って小昼を食べる様子があったり、手から手と稲を渡すはさ掛けの一生懸命な仕草は、会場に詰め掛けた300人の聴衆には、どのように感じ取られたでしょうか?その半数の方には懐かしく思い出したり、家族の絆があったり、近所付き合いも言葉や身ぶりで深く繋がっていたようなところが思い出されます。
●環境学習発表:『炭素繊維による水質浄化の挑戦』
・石川県立小松工業高等学校 マテリアル科の皆さん
・水質浄化用炭素繊維を取り付けた筏を木場潟に設置し、浄化効果を検証しています。
・炭素繊維を用いた水質浄化の研究は航空宇宙材料として知られる新素材です。
・木場潟の水を持ち帰り、炭素繊維を入れて水槽実験を行った。その結果、炭素繊維を入れない水はしだいに藻が発生し、水が汚れてきたのに対し、炭素繊維を入れた水は藻の発生がほとんどなく透明感を維持していた。
・平成22年2月に石川県国際交流センターにおいて、パネルディスカッションでその成果を発表しています。
・この活動を通して地域の環境や自然に関心を持ち、環境保全に貢献する喜びを実感したとして、大いに感銘を受けました。
●講演:『木場潟の鳥類』
・ 講師:小松市立高等学校 金山章氏
・小松市全体では、鳥の種類が180種と言われている.
・小松市の自然財産である木場潟。誇りに思うと同時に、市民総掛かりで、環境向上に取り組む姿勢が必要です。