富士写ヶ岳シャクナゲ会 標高941.9m
今年の富士写ヶ岳は、例年に無く雪深い状況が続き、サタモニワンゲル部主催のシャクナゲ会は、予定より一週間遅れての出発となりました。
5/13、天候も晴れの良い日に恵まれ、白山連峰までもが晴れ渡る程に最高の登山日和となりました。
一番の狙いとしていた石楠花(シャクナゲ)の散策も、見事な満開の日となりました。
今回のシャクナゲ散策の登山コースは、特に勾配の険しい福井の大内登山コースからで、西金沢支部長御夫妻はじめ6名の皆さんには、ハイペースながら良く頑張ったと思います。
この日は、前日の雨降りの状態から、足元が粘土質で滑り易いことと、狭苦しい登山道では、下山者とのすれ違いにも気を使う必要がありました。
やがて、標高800mから最高のシャクナゲの群生を観察することが出来、皆さん大満足の様子でした。これも、北陸地域では最大級の群生ですから、一見の価値があると言うところです。
また、濃いピンク色の可愛いいミツバツツジが所々で見られました。ショウジョウバカマ、イカリソウ、スミレ、ミヤマキシミ、ヤブコウジ、ウツギ、オオカメノキ、頂上近くには、薄いピンクのイワウチワが見られました。
標高942mの頂上では、50名ほどの登山者でいっぱい!昼食タイムでもあり大変な賑わいでした。それでも、何よりも嬉しかったのは、なかなか見れない白山の峰々がクッキリと輝いており、思わずカメラのシャッターを押し続け、感動に浸ってしまいました。そして、思い思いの昼食では疲れも癒されるのでした。早速のこと温かコーンスープとコーヒーが特別に美味しく頂けたようです。
1時間余りの昼食タイムから、今度は下山となるが、入山した大内コースは狭くて急坂が続くことから、我谷ダムの吊り橋に降りることにしました。これには、大内の駐車場まで降りるには、当然ながら遠回りです。まったく、これまで先導してもらった山男マサさんには、最後まで勝手なお願いを言いつつ、一人で元の大内に戻って頂きました。
この日は、気温が低かったことも幸い、心地良い風が舞い、景色も良くて有難いことばかりでした。やはり、高原で見渡す景色とウグイスの鳴き声には、何度かホッとして、疲れを忘れさせてくれるのでした。
さらに、シャクナゲ群の薄いピンクから濃い紅色には、辺り一面の豪華絢爛な舞台が演出されていました。これは、他の山にも登った経験者でないと、なかなか感慨深く観賞出来ないかも知れません。来年もまた、この季節も一週間早くにシャクナゲ会を企画したく、沢山の人に御案内したいと思います。