輝く夏の日に / スウェーデン行進曲

 夏山 白山登山
 7/21(土)、サタモニ登山隊は、白山の最高峰!御前峰(標高2,702m)を目指した。天気は雨。朝5時の出掛けに天気予報を確認したところ、大雨洪水警報が発令された。とにかく、木場潟中央園地5時半集合に向かうのでした。じんちゃんとも、今日は雨ばかりで厳しいので明日にしようか?来週にしようか?いやー!都合が悪くなりそうです('0'*)

 アサトくん親子にはカッパも準備万端!学校も夏休み突入とあって、当然の如く出発の気配でした。ウォーッ!その勢いにて出発するも、ウインドウワイパー越しに雨足は強くなるばかり!!

 小松から白峰経由で別当出合に向かうが、この時期は、マイカー規制のため市ノ瀬〜別当出合間(7km約20分)は、シャトルバス(料金400円)に乗り換えが必要。結局は、小松5:40の出発から別当出合の登山口まで2時間を要した。

 やはり、夏山シーズンは、小学校高学年の子供さんも多く、年齢層の広がった登山者でいっぱいです。この日の事前予約の確認では、室堂宿泊者700人、南竜山荘150人、ケビン50人、テント30張。どこも満員状態でした。しかしながら、この雨の日では、何割かのキャンセルがあったと思われます。

 今回は、一泊自炊と言うことで、各人には荷物が特別に重くなった。登山コースは、砂防新道コースから白山の登頂を目指すが、出発から2時間後の甚之助小屋では、体の蒸し暑さから反転!カッパの下は冷たい汗でグッショリ!寒さを覚える程になった。ここでは、一日中雨と明日の天候も怪しいことから、協議の結果、本日の登頂は諦めて日帰りコースを選択した。

 南竜分岐点までキツイ登りが続く。南竜道へと右折し、南竜山荘に向かった。この地点では、いつも壮大な別山の偉容に圧倒されるが、四方八方雲の濃いガス状態で何も見えない。もちろん、お花畑も遠くは望めない。今年は、お花畑の開花がかなり遅れているのか、緑濃い葉っぱで覆い尽くされており、残念な状況でした。

 南竜山荘への到着時間が午前11時と早い時間帯に安心しつつ、下山に3時間を見込んでの別当出合のバス乗りの時間を確保した。早速、宿泊用として持ち合わせた着替えをした。ストーブにも囲んで暖を取った。

 いよいよ、小学2年生アサトくんの大好物、焼肉では御満悦でした。焼きそばも焼き鳥入りです。大満食にて、もう一つ食べたいと最初から言っていた煮込みうどんは、お持ち帰りとなりました。

 アサトくんには、親子マラソンで鍛えた脚力があります。去年の鞍掛山から今年は鳴谷山と、いつも先頭を切って走り過ぎるのには、迷子にならないかハラハラドキドキする程に元気でした。所詮、大人はザックの重さも考えた4時間程の持久力が続かなければいけません。ここは、やはり、雨で流れ落ちる岩肌の間を足裏全体で登る山歩きトレーニングを積んで置くべきと、その必要性が認識されたと思います。

 あくまでも、個人個人には差がある訳で、普段から運動されている皆さんならば、水と4時間程の山歩き道具があれば、いつでも登山に出発出来ると思います。子供さんと一緒に、学校や部活の行事に登山の引率があるかも知れません。

 何も、登山は登頂することだけが目標では無く、行き交う人とも笑顔で「おはようございます」、「こんにちはー」と、お互いに元気を頂く有り難さは、苦しい時こそ、どれだけ勇気付けられるか計り知れません。子供さんと一緒ならば、ますます接点が深まることになります。

 次回は、晴れの良い日を選んでみましょう。山々はどこまでも眺望が最高!神秘的な夕焼け!星の数は幾千万!満天星で巨大星座のように見える。何と言っても下界の蒸し暑さが無い。まさしく別世界に再挑戦しましょう。




【南竜道に見られた高山植物】


ハクサンフウロ                      ハクサンコザクラ


ニッコウキスゲ                       シナノキンバイ


ヨツバシオガマ                           イブキトラノオ



【写真集】




                               
2012-07-21