輝く夏の日に / スウェーデン行進曲
   弥陀ヶ原から白山方面を望む               白山別山を望む




     

2回目登山日  2014/06/21(土)


     

登山日  2014/06/06(金) 

 別当出合7:30→中飯場8:05→甚之助避難小屋9:15(アイゼン装着)→砂防分岐点9:50→黒ボコ岩10:50→弥陀ヶ原11:00→室堂11:20→御前峰(白山頂上)12:10→昼食12:50→室堂戻り13:20→室堂出発13:50→弥陀ヶ原14:00→別当出合16:20


 年休の有効利用として、春山白山を目指した。この日、曇りのち雨の予報ながら自宅を早朝6時に出発。別当出合駐車場には7時20分に到着した。
今年は、別当出合までの開通が5/26と早く、幸いにもそのまま別当出合まで車での乗り入れが可能でした。駐車場は、200台まで可能ですが、この日は僅か10台とあまりにも閑散とした状況でした。もちろん、夏山の時期は満車となり、さらに、土曜・日曜と市ノ瀬までの交通規制が掛かる程に、どっと登山者が繰り出します。
 今回の登りは、一番容易な砂防新道を選択することにした。 この道中には、まだまだ高山植物の花が見られず、精々がサンカヨウ、ハクサンイチゲです。この標高となると、遅い山桜が満開のようです。
 それもそのはず、別当覗を過ぎる地点から、例年よりも多くの雪渓が残っており、何とか甚之助避難小屋までは、アイゼン装着無しで登ることが出来ました。しかし、この小屋から上は、斜面がキツくなりアイゼン装着が安全でした。6本爪と10本爪を持参するも、最後まで6本爪で大丈夫でした。黒ボコ岩に近づくと黄色のヒメリュウキンカが迎えてくれ、ようやくアイゼンから開放されました。弥陀ヶ原から望む山々には眩しいほどの雪渓が続き、やがて青空がぐんぐん広がって行った。20分間の岩場から室堂に到着です。気温10℃と穏やかながら、汗による冷気が肌寒さを覚え、ジャンパーを羽織らないと寒さが身に堪えるほどでした。
 もちろん、室堂の営業は6月最終週までクローズです。室堂の中にはストーブが着いておりホッとするも、管理人が居なく暗くて静かでした。そのまま、一気に40分間の頂上を目指した。ところが、この日の登頂者の足跡が無い。とにかく、2m程の雪渓上を迷うこと無く頂上を目指すのでした。青石を過ぎると、まったく雪渓が無くなった。とにかく、体力の疲労よりも酸素不足での辛さを感じつつ、高天ヶ原でしばらく呼吸の調整をする。あとの登りは、頂上までスローペースながら、白山奥殿、頂上まで登り詰める。
 頂上では冷たい風を避けながら昼食を摂る。30分間には、人影も無く寂しい限りでした。遠く白山別山までは、ガスの通過が続き見届けは諦めました。眼下、室堂の赤い屋根が見え隠れするのが関の山で、午後1時前には下山を開始しました。


(2702m)

春山白山