旅の秋  / ロシア民謡 
「秋の白山登山」
2008-09-27
「登山コース(砂防新道~)

 9/27、今年の秋山白山は、紅葉がまだ走りとあって、2000mまでは木々が青々としておりました。それでも、中腹からの尾根伝いを歩き出すと、ナナカマドの真っ赤な実と紅葉も五分あたりで、秋の深まりとともにあちこちの紅葉から赤や黄色のコントラストが見られました。さらに、秋山の天高いちぎれ雲と真っ青な空は、正しく高山の別世界が広がって、快く登山客を迎えてくれるのでした。山の自然の偉大な力を感じます。山頂では周囲360°のパノラマが広がり、北アルプスは槍ヶ岳など素晴らしい山容でとても満足出来るものでした。

【登山コース】市ノ瀬(バス)別当出合→砂防新道→黒ボコ岩→弥陀ヶ原→室堂→御前峰(頂上)→お池めぐり→室堂
【下山コース】→室堂→トンビ岩コース→南竜山荘甚之助→中飯場→別当出合(バス)市ノ瀬


 今回は、会社同僚との男2人だけの山行でしたが、普段の仕事からのストレス発散が出来たり、来年に向けた登山計画も楽しめる機会となりました。私は、今年の白山が5回目となり、道中は辛くも無く写真200枚の撮影が楽しめる程でした。それで、同僚は白山が初めてと言うことで、帰りの最終バス17:00が気になるのでした。しかしながら、なかなかの健脚でした。休憩は2ヶ所10分程度、かなりのハイピッチでも対応してくれました。オプションコースとして、お池めぐりやトンビ岩コースを急遽追加しても、時間的余裕から16:30のバスに乗ることが出来ました。
 

 

  

        



同日(9/27)、御嶽山の噴火(11時53分)の時は、上記の「お池めぐり」
の地点でした。結局、その悲痛な情報は帰宅してから知りました。

長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3,067m)の噴火で、警察や消防、
自衛隊の方々の捜索から、10月11日までに長野県警確認の死者は、
合計56人になった。初冠雪から積雪前の捜索活動が急がれます。


            「慰霊登山」白山にて
石川県に居て、御嶽山を望める場所は、白山くらいでしょうか?
早速、二度目の紅葉散策を兼ねて、御嶽山への慰霊登山を実施
しました。白山頂上からは、遠く北アルプス連峰が綺麗に続きます。
東南東に向き、御嶽山が近くに見えます。頂上右窪みより噴煙を
上げる状況が確認出来ました。亡き登山者には、テレビ報道からの
バラバラと激しい音を立てて無数の噴石が情け容赦なく降り注ぎ、
極限状態に追い込まれたその中を逃げ惑う多くの登山者たちには、
「ごめんね」それは死を覚悟した最後メールだったのかも知れない。
黙祷にて、人間は計り知れない自然の姿には逆らえないですね・・・。
この噴火で犠牲となった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 


                 


 

 

 
「下山コース(トンビ岩コース~)

 「お池めぐり」

 

 
「御前峰2702m