アルプス一万尺 / アメリカ民謡 
春は駆け足でやって来る(鞍掛山)

2016-01-31
2016-02-06

 まだまだ寒い日が続いていますが、この3日間程は日差しが多くなり春が駆け足でやって来たと勘違いしてしまいます。

 今年の冬は、1月18日まで雪無しの異常気象も19日には20cmの大雪が降りました。その後は強い雨が続いてもう積雪無しです。これも除雪作業で運動不足を補う予定が狂ってしまいました。特に、隣りの老人宅とそのなた隣りの老人宅までは、朝、昼、晩の出動が2日ありましたが、これからは20cmでも大雪?となることは考えられません。

 初春の花として早咲きで小ぶりの日本水仙(別名:雪中花)は、もう終わり告げようとしています。3月初旬からは花が一回り大きなラッパ水仙が咲き出します。

 また、暖冬として見らるのが木場潟の北園地に咲く桜の花の開花に驚いたりしています。確かに、中央園地の紅梅や白梅は冬から春の季節を感じるところですが、逸早く平年よりも半月早くに開花が始まりました。

 一方、山の方に足を向けると、山の麓から雪景色が広がり、やはり寒い冬の気温であることは間違いなく、葉の無い木々もしっかり硬い状態で新芽の出る気配はありません。

 1月の最後の日、朝からの快晴で心騒ぐほどに5時間テニスで有意義な時間を過ごしておりました。午後3時過ぎには暗い雲にも覆われましたが、まだ雨降りではないだろうと考えていると、もう気持ちは山歩きに向かっておりました。もちろん、冬季の運動不足を一気に解消したいところでしたし、さらに爽やかな汗を流したり、綺麗な空気を吸うことで心身共に浄化したいと言う思いがありました。

 軽い山登りとしては、頂上まで45分の鞍掛山が手軽です。今年、この鞍掛山へは3回目となるが、積雪後は始めてで、滝ヶ原の駐車場にて20cmの積雪でした。もちろん、人気のある山で、雪道も沢山の人で踏み固められてあり、履物は長靴にて問題無く安全に登ることが出来ます。
 
 今回のコースは、西ノ谷登山道で良く整備されており明るくて眺めの一番良いコースです。舟見平を過ぎる頃から汗がじわりと滲むようになり、冷え込む汗とのマッチングが心地良い。頂上に近いジグザグ道は40cmの積雪にもなろうか?それでも、山歩きには何の支障も無かった。頂上は、477.7mの低山ではあるが、360°眺めが良く、小松に向かいこまつドームや木場潟、加賀に向かい柴山潟や観音様がはっきり見える。白山こそ雲に隠れていたが、小松市で一番に高い大日山が新雪深く見える。

 道中に見られる木々や道端の草からは、硬く凍り着く程に、まだまだ春遠からじの感ですが、この2月も後半になると春は駆け足でやって来ます。まだ先の楽しみですが、春が来たとの季節感はフキノトウとの出会いにあります。町内の庭にも一足先に見られるようになりますが、自家製味噌で蕗味噌も良さそうです。ほろ苦い香りが春の訪れを告げてくれるでしょう。

 



























 

 2月6日、頂上付近では本格的な雪が降り出し、木々は雪の花と化しました。