多面的支援機能支払交付金全国研究会
- 1.日時 令和元年11月06日(水) ~7日(木)
- 2.場所 一橋大学 一橋講堂
- 3.参加者 野村 勇、中田 豊(全体の参加者は400名、満席)
- 1.基調講演「多面的機能支払交付金の5年間の取組と効果」
- 農林水産省農村振興局農地資源課多面的支払室長 永山 政道氏
- ・取組の実施状況 全国で1,434市町村、28,348組織 約229万ha(平成31年3月末)
- ・これまでの成果として認定農用地の面積は1.55倍に増加している。
- ・地域コミュニティの維持・強化に効果がみられる。
- ・また交付金が施設・コミュニティに役立っていると評価している。
- ・除草ロボットやドローンの活用についても支援していきたい。
- ・事務処理の軽減化のシステム導入にも支援していきたい。
- 2.基調講演「消費者が日本の農業に期待すること」
- (一財)日本消費者協会 理事 河野 康子氏
- ・消費者の立場から農業者との連携を深めていきたい。
- 3.事例発表「女性の活躍による活動の広がり」
- 青森県 奥入瀬川沿岸地域保全広域協定 福田 司氏
- ・花壇の手入れや、そば打ちにも女性による「なでしこ隊」を結成し活動している。
- 4.事例発表「土地改良区との協力体制構築による活動の効率的な推進」
- 島根県 出雲市斐川町農地・水・環境保全管理協定 杉谷 浩平氏
- ・施設改修は各地区の要望を精査し、全体で調整しながら進めている。
- 5.パネルディスカッション
- 「テーマ 女性の活躍による地域コミュニティの活性化」
- パネラー栃木県 農業女子プロジェクト 西岡 智子
- 京都府 大宮町広域協定運営委員会 川口 勝彦
- 青森県 奥入瀬川沿岸地域保全広域協定 福田 司・宮内 祥伸
- 島根県 出雲市斐川町農地・水・環境保全管理協定 杉谷 浩平
- コーディネーター 宇都宮大学名誉教授 水谷 正一
- ・親子で花壇の手入れや自然観察を兼ねた水路の清掃を実施している。
- ・主婦の参加や会議は「全員参加を問わない」を原則に「LINEを使った会議」としている。
- 11月7日(木) 多面的支援の「報告書作成・事務支援ソフトウエア」について、
台東区の桜井株式会社を視察した。
日報の作成並びにその支払い業務、出納簿への反映などの処理を行う支援システムで、導入事例も多い。
システムには導入費用と年間保守料金が必要となり、持ち帰り検討することとした。






