登山(報告)
 白山市白峰から谷峠を越え勝山市に入ると間も無く左折で取立山(とりたてやま)に向かう。
 標高1,000m程の駐車場まで車で上がるが、春の水芭蕉の季節と秋の紅葉の季節には山の途中にて500円の取り立て徴収がある。これも、江戸時代に取立山の稜線を境に加賀藩の入植者が勝山藩に年貢を取り立てられたため「取立山」の由来が伝わる。
 取立山には、同行者キンモクセイさん宅8時出発から、駐車場には9時半で、左周回では一気に取立山の頂上(標高1,307m)まで登り始めた。天候は晴れで風の無い絶好の紅葉散策の日となり、気温が10℃以下では汗が出そうでも出ない爽やかで心地良い登山となりました。
 とにかく、急登は無くジグザグにて山を登り詰める。今回は予想以上に紅葉の色合いが見事でした。やがて-取立山-に近づくと、辺り一面クマ笹などの低い草木が続き、グッと見晴らしが良くなる。1時間半の知らぬ間に頂上に着いた。
 30分の昼食タイムでは、1,300m辺りを見回すと広大な紅葉が180°に渡って迫り、一番良い日に白山を眺められることでは感激しました。
 その後は、取立平避難小屋- 水芭蕉群生地- こつぶり山(1,264m)- 落差30mの大滝- 駐車場へと周回4時間の紅葉散策でした。
 下界ではクマ出没の大騒ぎも、1,000m以上の山ではブナやコナラの大凶作のためかクマの気配がありません。登山者も20名と多く、鈴を鳴らしては安全な登山となりました。




























2020-10-16