シリーズ“新世紀への提言”
          人に優しい道路作りを
                                             平成13年3月24日
                                              光陽町町内会長
                                                 川上 靖雄
 交通事故による死亡者が昨年度は全国で年間9066名、その内、小松市では9名が亡くなっている中にあって東陵校下では昨年1月に県内で始めての交通死亡事故ゼロ連続4000日を達成したことは大変な偉業であり、更なる次の目標5000日に向けて校下一丸となって取り組んでいるところで今日現在交通死亡事故ゼロ連続を更新中であります。 さて、光陽町から国道360号線に通じる道路は町内幹線道路として通学児童は勿論のこと、高齢者も農協スーパへの買物、健康作りのためのふれあいルームやバス利用のための生活道路として利用していますが歩道がなく、歩行者は車道を利用しています。車が優先され、車の増加に人に優しい道路作りがついていけなかった結果で小松にはこのような道路が沢山残っており歩道を設ける拡幅工事は困難な状態であり、新世紀は人に優しい道路作りを目指すべきで、既存道路を拡幅して歩道を設けることが出来ない道路については通過車両を減らす対策を講じることが人に優しい道路作りに繋がるものである。光陽町幹線道路を通過する車両は国道360号線から加賀産業道路に出るよりも光陽町を通って出るほうが時間短縮になって便利が良いからで、正しくバイパス道路として利用しているのでむしろ拡幅することによってバイパス道路化に拍車を掛けることになります。 今後加賀産業道路沿いに工場や住宅が増えることで益々通過車両が増えることは確実であり、現に朝の通学時間帯(7:30〜8:30)の通過車両が調査開始の9年に240台だったのが昨年は305台に増加しています。 毎年、通学児童の安全を守る街頭キャンペーンを実施して通過を遠慮願うチラシを配付したり、交通看板の文面をインパクトのあるものに替えての設置等でドライバーの良識に訴えているものの全く効果はないことは通過車両の増加傾向から明白です。人に優しい道路作りは道路を拡幅し歩道を設けることだけでなく、改修が困難な道路については危険回避上不必要な車両を通過させない対策を講じるべきであり、加賀産業道路と国道360号線軽海交差点の立体交差化が最も効果的な対策でありニューセンチェリーの提言とする。 


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