一般質問 2001.12.14 A.M 10:00
青山などの「市町村合併問題」の質問に「インターネットや町の広報で情報を開示して、アンケート調査を実施したい。能美郡4町が一体となった市を目指すべきである。」と平田町長は答弁しました。
地域通貨の発行で地元商店の振興とボタンテアの 育成と支援を図る件については平田町長は検討すると答弁しました。
青山利明 質問要旨
1. 市町村合併問題の基本姿勢について、町長の見解を町民に明示せよ
2. もっと情報を町民に提示して、アンケート調査を実施せよ
3. 地域通貨の発行で地元商店の振興とボランテイアの育成と支援を図れ
4. 地元商店で還元された地域通貨は町で買取をせよ
青山利明 質問詳細
市町村合併問題についてお尋ねいたします。
去る、11月23日の市町村合併フォーラムで酒井寺井町長は基調講演の旧牛堀町長・森内氏の講演を聞いて目からうろこが落ちる思いであった。と、申されました。
さらに、寺井町長は現在すでに、ごみ、消防、斎場、し尿処理、介護保険認定などで、すでに広域で行っている。クアハウスには町外の会員が多数利用している。図書館利用者も根上町など町外から多数来ている。保育園でも19名の町外からの園児が寺井町の保育園に通っている。反対に寺井町民も29名が町外の保育園を利用している。
根上町のタントに寺井町の町民も、たんと楽しんでいる。このように考えると、むしろ、われわれが住民の意識のあとを追いかけている気がする。現在は能美郡4町とも元気があり、頑張っているが、15年、20年先を考えると高齢化率は確実に上昇する。自分は合併推進論者ではないが、将来を考えると合併は必要である。等と、述べました。
席上、発言を求められた根上町長は寺井町長と考えは一緒と発言されました。私も同感です。
女性代表のパネリストは子供のころ、4町合併があり学校が遠くなった記憶がある。根上町では「福祉を考える会」「健康を考える会」が、ある。この様なすばらしい会合が合併したとき、どうなるのか。主婦の立場で税金、負担が重くなるのではないか等の不安がある。
なるべく早く、合併に関する情報をどんどん発信してほしい。等と発言しました。
私は未来を担う子供たちのために市町村合併は推進すべきであると考えております。そのために、合併を前提とした、街づくりの準備が必要だと考えております。実際に合併を行った旧牛堀町長の講演の中にも準備期間が必要であり、その間に、相手の町にあるものは作らない。ないものを整備していった。等の発言もありました。
市町村合併の基本姿勢について、町長の明快な見解を町民に明示していただきたいと思います。
さらに、県が提唱する合併パターンについては、現在、いずれも能美郡4町がひとつになる方向ですが、その他に考えられるのか、町長の見解をお尋ねいたします。
また、町民に対して合併に対する多くの情報を提供していただきたいと思います。全町民を対象にした合併フォーラムの開催。また、先日の「地域の将来をみんなで考えてみませんか・・・・市町村の自主的合併とは」石川県が発行するこの冊子を全戸配布にしてはいかがでしょか。あるいはインターネットで町の広報で情報を掲載してはどうか。
その上で全町民を対象とした、アンケート調査を実施して、町民のご意見を集約していただきたいと思います。町長には将来に誤りのない舵取りをしていただきたいと思います。
町長にお尋ねいたします。
平田文雄 町長 答弁詳細
青山議員にお答えいたしたいと思います。
まず、一番最後の方からお答えいたしたいと思いますが、今後の情報開示でございますが、情報の開示につきましては、先ほど西出議員にもお話し申し上げましたが、LAN整備に伴う新しい根上町のホームページも立ち上がっておりますので、そういう機器を使いながらの情報開示、あるいはまた町の広報を使いながらのそういう開示、そしてまたいろんな各種会合等、これからも年末年始にかけてたくさんございますが、そういう中でそういう思いの一端を披瀝する機会があればしていきたいなというふうに考えておりますし、また、こういうパンフレットですか。そういう関係につきましても、これは当然、そういうものは広報の中でやっていくべきか、また別冊として、細かい話ですけどそういうことは今後事務方の方でひとつ検討してやっていきたいなというふうに思っております。
それから、重複施設の件でございますけれども、ある町にある施設をこの町でつくるとむだではないかなというようなお話だったかと思いますが、それにつきましては、当然むだかむだでないかのその判断は個々によって違うと思います。ある人はむだだと言いますし、ある人は当然必要だという、そういう考え方が出てくると思います。
根上町も今、21世紀プランの中で幾つか大きな構想を掲げておるわけでございますが、その中には現在、他町にあるそういう施設もございます。しかし、21世紀プランの中に入れたということは、将来、合併したとしてもそれが町にとって非常に大切な施設であるという、そういう考え方で掲示をさせていただいておりますので、そのことでひとつご判断をいただきたいと思います。
この合併というものは非常に微妙なものなんで、自分だけでできることであればこれは非常にいいわけでございますが、相手がいるわけでございます。私がきょうこういう発言をしたということ自体で大変なげきりんに触れているかもわかりませんし、そういうことでなかなかさらにそれを絞ってどうこうというようなことは、私はあくまでも能美郡が、歴史と伝統のある能美郡がいろいろそれぞれの町に問題はあろうけれども、これからの将来の子供たちにこのすばらしい郷土を残していくためには、やはり一時的に時代に逆らっても、結局時代に流されていく。
小泉内閣も改革断行というようなことで、国からの仕送りもだんだんだんだん細ってきておる。そういう状況の中でございます。 そういう中で、やっぱり力を発揮していくには、やはり能美郡4町が一本となってこの難関を突破し、あすを切り開いていく。能美郡には本当にベテランの首長さんもおられます。そういう方のリーダーシップも今後大いに求められてくるんじゃないかなというふうに思っております。
能美郡4町でひとつといい形を求めていくのが一番現段階ではいいのではないかなというふうに思っております。 以上でございます。
青山利明 質問詳細
地域通貨の発行で地元商店の振興とボタンテアの 育成と支援を図る件についてお尋ねいたします
「地域通貨」はお互いに助けられ、支えあうサービスや行為を時間や点数、地域やグループ独自の紙券などに置き換えて、これを「通貨」としてサービスやモノと交換し、循環させるシステムのことを言います。エコマネーとして、環境、福祉、コミュニテイ、教育、文化など今のお金では表しにくい価値を交換する手段として使っているところもあります。
「円」などの国民通貨とは違った「もうひとつのお金」とも言うべき働きをするもので、地域コミュニテイづくりの役割を果たすものとして期待されております。
旅行に行くので近所のペットを預かったり、近所のお年寄りの肩たたき、あるいは、小さなお子さんや、お年寄りを置いて出かけるとき、心配なので留守番をしてほしい。町内会の側溝の清掃、公民館の清掃、海岸清掃、また、現在行っている全てのボランテア活動を支援し、全町民が参加し、全ての町民が明るく、笑顔で、生きがいを持って毎日を暮らせる街づくりを目指していただきたいと思います。
自分の出来ることでお手伝いをし、自分が助けてほしい時には、誰かに助けを求めることが出来ます。地域通貨とは、一方通行的にボランテイアをして助けるだけではなく、自分も誰かに助けてもらうという、お互いに「助け、助けられる」関係を生み出します。地域通貨は助けてもらった人に対して、「ありがとう」の気持ちとして渡すものです。
さらに、これを地元商店の振興、活性化のために地域通貨で買い物が出来るようにしてはいかがかと思います。地元商店で還元された地域通貨を町が買い取るか、あるいは、一定のポイントで根上町の商品券に交換して、買い物に使っていただくかして、地元商店もうるおいが出て地域全体が助け合いの精神が充満した、心豊かな街づくりをして頂きたいと思います。
先日の市町村合併フォーラムの基調講演の旧牛堀町長もボランテアは無料では長続きしない。何らかの支援が必要である。との話もありました。私も同感です。ボランテア精神の育成と支援を図るため、さらに地元商店の活性化のために根上方式の新しい、やり方を研究していただきたいと思います。
町長にお尋ねいたします。
平田文雄 町長 答弁詳細
今ほどエコマネーの質問がございましたが、最近、こういうエコマネーが流通しておるというようなことはテレビ等でも報道されておるわけでございまして、ボランティアを進める上では大変結構な制度かと思いますが、これは本来、あくまでもそういうお金にかえるという性質から立ち上がったわけではないわけでございまして、そういう善意をこういう形にあらわして、そして将来それをまた返してもらうという、そういう趣旨であるわけでございますが、そういう形で進んでおる中で、大変頭のいい人がおられて、それをさらにひとつ経済活動に結べて、地域の商店街の活性化に結びつけようというようなことから、今青山議員が指摘されたこういう形をとっているところもあることも事実でございます。
大変興味のある話でもございますので、町商工会とか、あるいはこれが法令にどう合致するのか、どうなるのか、そういうことをひとつ含めまして、担当課の方で今後研究をひとつさせていただきたいなと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上であります
青山利明 質問詳細
今ほど町長が申されましたとおり、各界いろんな意見をお聞きして、また知恵を出して、根上方式のすばらしいそういう地域通貨の制度をつくっていただきたいと思います。以上です。
平成13年第4回定例会 町長議案説明 2001.12.12
本日、ここに平成13年第4回定例会が開かれるにあたり、提案いたしました議案等につきましてその大要をご説明申し上げます。
はじめに、この1日、皇太子同妃殿下には、待望の敬宮(としのみや)内親王様がご誕生されましたことは誠に喜ばしいことであります。 この慶事つきまして、町民を代表し心からお祝いを申し上げますとともに、敬宮(としのみや) 内親王殿下のお健やかなご成育をお祈りいたします。
ところで、本年も残すところあとわずかとなり、依然としてわが国経済は個人消費の低迷等から、 先行きに対する懸念が強まっている中にあります が、町政は概ね順調に進捗しておりこれも議員各位をはじめ、町民皆様方のご協力の賜物であり厚くお礼申し上げます。
さて、今回の定例会に提出いたしました案件は、報告1件、 議案10件、認定8件及び同意1件でございます。 まず、報告事項でありますが、9月定例会以降、町民の皆様方から寄せられました寄附採納の報告でございます。この間21名の皆様から多額の現金、また多数の物品の寄附をいただきました。ご寄附いただきました皆様方の真心に対し深く感謝申し上げますとともに、その趣旨に沿うべく有効に活用させていただきます。
次に、議案第1号、根上町基本構想については、一昨年から各界各層の方々、また多数の町民の皆様方からのご意見やご提言を取り入れながら策定を 進めてまいりました、新しい基本構想の原案がまとまり、先般、町の基本構想審議会へ諮問し、答申をいただきましたので、その議決をお願いするものであります。
次に、議案第2号、ナホトカ号日本海重油流出事故油濁(ゆだく)損害 賠償請求事件に係る和解については、平成9年1月のロシアタンカー・ナホトカ号の重油流出事故による油濁(ゆだく)損害賠償訴訟について、相手方の船主や国際油濁(ゆだく)補償基金等と、損害を受けた石川県及び県内23市町とともに、
第三者機関である海事鑑定人の国際的なルールに基づいた査定による補償金で和解を行おうとするものであります。 次に、議案第3号、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、昨年に引き続き、基本給の改定は行わず、暫定的な一時金を支給することとし、期末手当の支給割合を0.05カ月分引き下げるものであります。
次に、議案第4号、平成13年度根上町一般会計補正予算の主なものを申し上げます。 まず、社会福祉費については、高齢化の進展、家庭機能の変化や福祉ニーズの多様化に加え、経済状況の厳しさの中にあって、民生委員・児童委員の果たす役割は大変重要となっておりますので、2名増員することといたしました。
また、介護保険制度も発足以来2年目を迎え、介護認定者及び給付サービスの増加に伴い在宅ケアバリアフリー化事業費等の 周辺サービスの経費を計上したほか、介護保険特別会計等に所要の経費を計上いたしました。
予防接種法が本年11月に改正されたことを受け、65歳以上の高齢者のインフルエンザ予防接種を国の勧める「勧奨接種」に位置付け、接種費用の内2,675円を町で負担するものであります。
また、本年4月に乳幼児・児童医療給与金の支給対象を見直し、小学生の通院に加え、中学生の入・通院までに拡大を図ったところでありますが、小・中学生の通院による医療費が当初見込みを はるかに上回っていることから今回1,000万円を増額するものであります。
このことは、今後給付制度のあり方について何らかの措置を講じることの是非を含め、研究してみる必要性を感じているところであります。
このほか、来年度からの学校週5日制の完全実施を目前に控え、特に低学年の児童を持つ、働く母親の不安解消と、情操豊かな子どもたちの健やかな成長を願って、若い世代が多く住む「福島
しらさぎの里」周辺の町民運動公園跡地を念頭に、北部地区児童館建設のための調査費を計上いたしました。
次に、土木費の主なものとして、この7月、国土交通省により整備された加賀舞子緩傾斜護岸とこの背後地を一体的に整備することとし、この計画にあたっては、海浜植物の適正な保全を念頭に、自然環境と地元との調整のためワークショップの
手法も取り入れながら進めた、多目的広場の実施設計を終えましたので、今回その整備費を計上いたしました。 来年7月には、人々が自然にふれあい、学び、楽しみそして健康づくりの場として安全でやさしい海浜空間が創出され、これを契機に白砂青松の美しい海水浴場として、隆盛を誇った
加賀舞子海水浴場の、かつての賑わいが甦るのではないかと 期待いたすものであります。
ところで、長年にわたって生徒の体位向上と成長を育み、多くの水泳・水球選手を輩出した、輝かしい伝統を持つ町営プールも、時代とともにその使命を終えましたので、この際、浜開発線道路改良事業の一層の進捗を図るため、解体撤去することといたしました。
また、北中央線につきましては、事業用地の確保の目処(めど)がつきましたので工事に着手することといたしました。 そのほか、歩道や狭隘な生活道路を除雪するため、県補助金を確保し、歩道除雪車2台の購入費を計上いたしました。
次に教育費の主なものとして、中学生の各種大会参加費を増額し、保護者負担の軽減を図ることとし、解体撤去した町営プール跡地を駐車場として活用するための工事費を計上したほか、新たなソフトボール場の着手に伴い、財政的に有利な起債を確保し
土地開発公社所有地を取得しようとするものであります。 以上が今回の補正予算の大要であり、一般会計の補正総額は 5億2,500万円とかってない規模の大型となり、その財源としては町税、地方交付税、国・県支出金、町債等を充てることとしております。
次に、議案第5号、平成13年度根上町公共下水道事業特別 会計補正予算は、翠ヶ丘浄化センターの処理場機械設備設置等による流域下水道事業 負担金の増額、工事入札等の差金及びコスト縮減による工事費の減額分を基金に積み増しするものであります。
次に、議案第10号、平成13年度根上町水道事業会計補正 予算は、第4次拡張事業を一層進捗するためのものであります。 また、国民健康保険特別会計など4特別会計でも、事業の執行に伴う所要の補正を行うものであります。
次に、同意第1号、公平委員会委員の選任につきましては、 公平委員、中西 洋氏には、平成13年12月19日をもって 任期満了となりますので、引き続き同氏を選任いたしたいのでその同意をお願いするものであります。
次に、決算認定について申し上げます。 認定第1号、平成12年度根上町一般会計決算につきましては、歳入面において、国・県支出金の確保に努め、一方、歳出面においても経費の効率的な運用に努めるとともに、後年度の財政負担を軽減するため町債及び土地開発公社の債務の繰上償還、長寿
福祉基金、減債基金、公共施設維持管理基金の取り崩しの一部を取り止めましたが、1億7,165万8千円の剰余金が生じました。その内、財政調整基金に1億円を積み立て、7,165万8千円を翌年度に繰越すものであります。
次に認定第3号、平成12年度根上町公共下水道事業特別会計決算につきましては、流域下水道終末処理場の水(みず)処理施設等の 整備にかかる加賀沿岸流域下水道事業費負担金6,583万3千円をはじめ、流域関連公共下水道事業費として9億6,709万7千円で五間堂町、中庄町、福岡町、吉原町、福島町及び山口町地内の各一部で32.23haの管渠整備を終え、平成12年度末の下水道整備面積は284.93ha、下水道整備率は約48.3%、下水道人口普及率は67.1%となりました。
認定第2号及び第4号から第8号までの特別会計の決算につきましても、設置目的に沿い各会計とも健全財政を維持し事業を執行できました。
次に、町政の当面の課題について申し上げます。 根上町の公共施設のネットワーク整備とインターネットを 利用した行政情報の提供や町民相互の情報交換を可能にするため、本年6月から整備工事を進めてまいりました「地域イントラネット基盤整備事業」がこのほど完成し、12月3日から供用開始をいたしました。
今後は、急激に進む情報技術に対処しながら、様々な行政情報を町民の方々が瞬時に取得できるよう、旬(しゅん)な情報の提供に努めるとともに、町民との情報交換を「まちづくり」に生かして行きたいと考えております。
次に市町村合併についてであります。 去る5日、町総合文化会館において、市町村合併についての 研修会を開催したところ、約450名の多数の方々のお集まりをいただき議論が盛りあがったところであります。
今後さらに、関係町や町民により、活発な議論の展開が行われるよう真剣に取り組み、後世に悔いを残さないようにしたいと考えております。
終わりに、これから降雪の季節を迎えますが、本年1月の 15年ぶりの大雪を教訓に、除雪計画の一部見直しをはじめとして、除雪車の大幅な増強を図るとともに、本町の大動脈木曽街道線沿いの中町地内に除雪ステーションを設けるなど、初動体制の充実・強化を図り除雪対策に万全を期してまいることといたしております。
以上を持ちまして、私の説明を終えますが、議員各位の一層のご指導とご協力を賜りますとともに、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議を賜りますようここにお願いいたします。
ます。
青山利明 教育育民生委員長報告 2001.12.21
去る12月18日午前10時より、助役、教育長、病院長、所管課長、委員全員出席のもと、委員会を開催しました。午後からは平田町長にも出席いただきました。当委員会に審査付託されました案件は、議案4件、認定6件であります。全ての議案に全員一致で可決採択いたしました。以下、主な議案の審議の内容についてご報告いたします。
議案第4号 平成13年度根上町一般会計補正予算(第4号) 〜所管事項〜
のなかで、社会福祉費について12月より民生委員・児童委員を2名増員するものです。また、歳末助け合い募金に従来、民生委員にお世話いただいておりますが、今日の厳しい社会情勢のなか、町から120万円の助成をするものです。
介護保険制度も発足以来2年目を迎え、介護認定者及び給付サービスの増加に伴い在宅バリアフリー化推進事業費の申請が10月まで12件ありました。さらに申請の伸びを見越して9件(596万5千円)の補正をするものです。
北部地区児童館建設の為の調査費(50万円)は、新年度からの学校週5日制の完全実施を目前に控え、若い世代が多く住む「福島しらさぎの里」周辺の町民運動公園跡地を念頭においたものです。
根上中学校で長年親しまれ、多くの水泳・水球選手を生み出してきた町営プールが解体撤去されることになりました。跡地については90台分の駐車場として整備される事になりました。学校の指導要綱に水泳があり、当面は健民プールで対応したい。浜小学校プールの老朽化の問題もある。との説明に、委員の中からは、将来、中学校に単独のプール建設を検討すべきである。また、根上町の特色を生かした、海に親しむ教育にもっと力を入れるべきである。との、ご意見がありました。
ソフトボール場用地購入費(335,656千円)は、根上町土地開発公社から取得するものです。これに関連して、屋内グランド場の確保が必要である。また、少年野球などのスポーツ施設の利用について、小学校の体育館があいているのに、道林体育館まで歩いて通っている。移動中の安全確保に万全を期すように。また、グルットバスの活用や公用車での送迎が出来ないか。
スポーツ施設の担当課の横の連絡を密にして効率の良い利用が出来るよう、調整・指導をしていただきたい。とのご意見がありました。
地域住民が主体的に運営するスポーツクラブで複数の種目が用意され、地域の誰もが年齢、関心、技能レベルなどに応じて参加できる総合型地域スポーツクラブについて積極的に取り組む愛知県半田市を当委員会では10月に視察しました。根上町でも出来る範囲のスポーツから取り組みたいとの発言がありました。
根上町体育施設管理規則によりますと、年末年始の施設の休業日は12月29日から1月3日までとする。パークゴルフ場の使用期間は3月1日から、12月25日までとなっています。町民より正月の利用の希望があるが。町民の多用なニーズに柔軟に対応すべきである。との質問に。町長より時代の要請に応じて新年度より検討したうえで要望に応えていきたいとの答弁がありました。
委員より町民との最前線にいる役場課長は町民のあらゆる相談・ニーズをあくまでも公僕として、真剣に聞き、良い対話、親切な対応をして頂きたいとの、強いご意見がありました。
議案第6号 平成13年度根上町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
退職者医療給付にかかる、保険給付費の増と老人保健医療費拠出金の額の確定による補正が主なものです。保険税の収納率については97.6%と、なっておりますが、滞納者については対話をしながら理解を得て、収めていただいている。との報告がありました。
議案第7号 平成13年度根上町介護保険特別会計補正予算(第2号)
要介護者にかかる、居宅介護サービス給付費の増加に伴い所用の経費を追加するものです。 議案第8号 平成13年度根上町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
指定居宅介護支援事業所において、必要となる介護サービス事業所を掲載したマップ作成費用を追加するものです。
認定第1号 平成12年度根上町一般会計決算認定について 〜所管事項〜
介護保険にたずさわるヘルパーなど現場の第一線で働く人の賃金を含めた待遇改善をせよ。とのご意見がありました。
また、介護保険給付費の約7割近くが施設であり老健だけでは限界がある。基本は在宅であり、施設を造るより、家庭の施設で介護していただくとの考えに立ち、介護者福祉手当は現在、根上町では月額8000円が支給されているが、パートで働く程度支給をしてはどうか。川北町では月額5万円支給されているが、根上町でも充実を望むご意見がありました。
図書館については年間貸し出し冊数30,655冊うち移動図書館が4,200冊となっている。2月からの電算システムの導入以降の登録者数2,112名。開館日数254日。購入冊数3,150冊。一日平均利用者47名。一日平均貸し出し冊数104冊。人口一人当たり約2冊などとなっており、前年度より増えて来ているとの報告がありました。
青年の家の利用状況は11,332人で前年より約300人増えているとの報告がありました。アメシロ駆除の機械の増設が出来ないか。との、ご意見がありました。
認定第2号 平成12年度根上町老人保健特別会計決算認定について
12年度の平均の対象者人員は1,912人で対前年比3.2%の伸びであります。また、一人当たり医療費は711,260円で介護保険導入により対前年比14.47%のマイナスとなっております。
認定第4号 平成12年度根上町国民健康保険特別会計決算認定について
12年度において被保険者数は4,725人であり加入世帯は2,198世帯となり、前年度と比較してそれぞれ増加しております。また、医療費では一般が一人当たり205,062円老人は780,712円となっており、いずれも県下では低いランクとなっております。今後、更に保険事業の推進など関係部局との連携を密にしながら健全な国保会計の運営を望むものであります。
認定第5号 平成12年度根上町介護保険特別会計決算認定について
要介護認定者は12年度末では321名であり認定者数でも増加してきており、介護サービス受給者も246名となっております。今後、さらに保険給付サービス費用も伸びていくと予想されますので介護予防事業の取り組み等、保険、医療、福祉の更なる連携を図り、健全な運営を望みます。
認定第6号 平成12年度根上町介護保険事業特別会計決算認定について
在宅の要介護、要支援認定者の介護サービス計画を作成する事業所として、1ケ月平均107名の利用であります。今後も多くの利用者が見込まれますので運営にあたり、一層の努力を望みます。
認定第7号 平成12年度根上町育英資金特別会計決算認定について
対象奨学生は新規9名、継続12名、合計21名となっており、今後さらに多くの学生が利用されるよう内容の充実と健全な運営を望みます。
その他、根上総合病院、奈良院長にご出席をいただき、病院経営の現況を報告しいていただきました。報道によると薬価、診療報酬で2.7%の減となる予定であり、年間に3,000万円から5,000万円程度のマイナスとなる。など、病院を取り巻く環境は厳しさを増しているが、職員一同気を引き締めて頑張りたい。との決意を述べられました。
28年間在職させていただいたが、根上町は検診が熱心であった。今の保健婦はデスクワークが多くなってきている。もっと、町の中を歩いてほしいとの話もありました。医薬分業すれば経営改善されるが、患者サービスが低下しないように努力したい。町民との対話で合意を得たいとの報告がありました。
以上が審議の内容です。 閉会中の継続審査につきましては、お手許に配布の通りでございます。
以上でございます。
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