一般質問 2002.6.7 A.M 10:00
平田町長は青山の平成16年3月31日を合併の期限と決めて準備をせよ。との、質問の答弁で、
「微妙な問題なので、現段階では決めることが出来ない。町民から要望があれば、地区ごとに懇談会を開き、話し合いの場を設ける。」等と述べた。
ケーブルテレビについては「住みよい街づくりからも必要である。合併問題もあり、新しい自治体の最優先議題としたい。今しばらく待ってほしい。」と、答弁した。
青山利明 質問要旨
1. 市町村合併について能美郡の場合、平成16年3月31日を合併の期限と決めて準備をせよ。
2. 合併については、町民との積極的な対話の中でコンセンサスを得よ。
3. ケーブルテレビ開設を望む声が多い。 広域の中で実現をせよ。
青山利明 質問詳細
市町村合併問題についてお尋ねいたします。
去る4月16日に能美郡内の行政内容現況調書が出来上がり、関係者に配布されました。
平田町長は3月議会の一般質問の答弁のなかで、その調書ができた段階で郡の町村会としても次なる方向での当然話し合いというものが出てくるものと私は思っているわけでございます。と、述べられました。
6月5日の根上町の合併推進特別委員会ではそれが出来た以降、町村会での動きはないと伺いました。
5月17日には能美郡議会議員合併問題研修会が役場職員も参加して行われました。席上、質疑応答の中で能美郡の場合、平成16年3月までに合併しないと市になれないのかとの見解に国と県で、微妙な食い違いがありました。
平田町長も3月議会の答弁の中で「16年3月であれば人口3万人で無条件で市なります。しかし、もう1年後になりますと、いろんな制約が出てきます。能美郡では、17年でもクリア出来る、出来ないとの2通りの見解がある。」、と述べられました。
町長の言われる能美郡4町がそれぞれ問題もあろうかと思いますが、小異を捨てて大同について能美郡4町一体となった市を目指した合併を推進すべきだと思います。
今、大事なことは能美郡の場合、平成16年3月までが市政への期限と定めて準備をすべきである事だと思います。時間があまりありません。
また、町長はもっと積極的な町民との対話の中でコンセンサスを得るべきであります。 町長の見解をお尋ねいたします。
次にケーブルテレビの開設についてお尋ねいたします。
次にケーブルテレビの開設についてお尋ねいたします。
内閣府経済社会総合研究所が4月23日発表した3月末の耐久消費財の普及率によると、世帯当たりパソコン普及率は57・2%と初めてアメリカを上回りました。
パソコン普及率は98年の25・2%から、00年に38・6%、01年には50・1%まで上昇しました。
野々市町では平成14年11月からケーブルテレビ放送とケーブルテレビ回線を利用した高速常時接続のインターネットサービスが開始されます。
野々市町が出資する第3セクターの金沢ケーブルテレビネット(株)がサービスを提供します。
ケーブルテレビのメリットはVHS.UHF.BS.CS.FMアンテナが一切不要です。雪の日などBS放送が映りにくいことなどありません。
テレビ小松では35チャンネルあります。娯楽や教養を得る範囲が大幅に広がります。 画像が安定している。地域の情報番組では議会の中継、各種イベント、スポーツ大会、火災情報など地域に密着した情報が得られます。
また、高速インターネット接続では画像などの情報を短時間で手に入れることが出来ます。パソコンで動画なども楽しめます。
このようなケーブルテレビの開設を望む声を多く聞きます。特に金沢近郊より来られた方々より熱望されております。住んで良かった。魅力のある町づくり。定住化構想の一環としても野々市方式での実現を町長にお尋ねいたします。
平田文雄 町長 答弁詳細
平成14年第1回定例会 町長議案説明要旨 2002.6.5
本日、ここに平成14年第2回定例会が開かれるにあたり、提案いたしました議案等につきましてその大要をご説明申し上げます。
始めに、平成13年度の財政状況につきましては、現下の厳しい経済情勢の中にあって、健全財政を維持できる見込みでありますことは、偏に議員各位をはじめ、町民の皆様のご理解、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。
地方財政を取り巻く環境は、依然として厳しいものがあり、今後とも効率的な財政運営に創意と工夫を凝らし、健全財政の維持に一層の精進を重ねてまいりたいと考えております。
さて、今回の定例会に提出いたしました案件は、報告4件、議案4件、承認8件、同意1件であります。 まず、報告事項でありますが、3月定例会以降、町民の皆様方から寄せられました、寄附採納の報告でございます。
この間、27名の皆様から多額の現金、多数の物品のご寄附をいただき、その真心に対し深く感謝申し上げますとともにその趣旨に沿い、有効に活用させていただきます。
次に、議案第2号、根上町廃棄物の減量化及び適正処理等に関する条例の制定につきましては、経済の成長、生活様式の多様化などから廃棄物の量的増大に加え、質的にも変化していることから、現状に即応した処理体制の確立に向け、廃棄物等の排出を抑制し、資源として再利用することにより廃棄物の減量化を推進し、循環型社会への転換と生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ろうとするものであります。
また、この4月から容器包装プラスチック類の分別収集を開始いたしましたが、町民皆様のご理解、ご協力により収集作業は順調に進められております。
今後も、引き続き廃棄物等の排出を抑制し、本格的なリサイクル体制の確立に向け、啓発活動を積極的に行って行きたいと考えております。
次に、議案第3号、平成14年度根上町一般会計補正予算につきましては、今後の事業執行上、止むを得ない必要最小限の補正予算を計上いたしました。
その主なものを申し上げます。 まず、交通安全対策費として、白山街道線中、大成町地内『JA根上』附近交差点の信号機設置に伴う関連経費を計上いたしました。
本交差点は、事故が多発する危険箇所で、赤・黄点滅信号機に替え、本格的な信号機の設置を要望してきたところでありますが、このたび、関係機関の格別のご配慮で設置の運びとなった
ものであります。 衛生費につきましては、本格的な 高齢社会の到来により、高齢者医療 保険制度の改正が予定されており、 これらを踏まえ、増大する事務を迅速に処理するための経費を計上するものであります。
次に、消防費については、都市計画道路『浜開発線』の整備に追随し、周辺の消防水利を強化するため、消火栓を2ヶ所設置するものであります。 次に、国際交流活動助成については、再開を期待していた、イルクーツクへの直行便の就航がなく、ハバロフスク経由となるため、その経費を増額するものでございます。
次に、承認第1号、根上町税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の改正によるもので、町民税の非課税限度額の引き上げ、譲渡所得の重課税率の一部廃止、株式譲渡益に係る申告不要制度の創設等が主な内容であります。
次に、承認第2号から第8号は、いずれも補正予算の専決処分を求めるものであります。 はじめに、平成13年度一般会計補正予算つきましては、その主なものとして、歳入面におきましては、町税の最終見込み額及び地方交付税、地方譲与税、利子割交付金等の確定により増額したほか、事業費の決定による国県支出金の精算等により補正をいたしました。
この結果、計画いたしておりました財政調整基金の繰入が不要となりました。 一方、歳出面におきましては、収支の状況及び後年度の財政負担軽減の ため、公債費の繰上償還や財政調整基金への積立金を増額いたしました。
承認第3号から第8号につきましても、年度末における事業費の確定及び精算に伴う補正であります。
次に、同意第1号、根上町固定資産 評価審査委員会委員の選任について申し上げます。 固定資産評価審査委員『永濱 茂』氏は、6月11日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を選任したいので、その同意をお願いするものであります。
次に、今後の対処すべき課題について申し上げます。 まず、根上り七夕まつりの開催についてであります。 昨年は全国七夕サミットと同時開催により、盛大に開催することが出来ました。
本年も7月26日から28日の3日間にわたり、町の一大イベントとして盛大に開催いたす計画であります。 特に本年は、初めての試みとして会場周辺の交通渋滞を緩和するため、周辺部に臨時駐車場を設け、シャトルバスを運行し、見物客の利便性の向上を図ることにいたしました。
次に、本年で第4回目となる『美しい根上海岸2002フェスティバル』に つきましては、7月20日『海の日』の『根上グリーンビーチ』の浜開きに合わせ、『渚の広場』を中心に開催することといたしております。
また、かねて整備を進めてまいりました、緩傾斜堤と背後地とが一体になった、うるおいのある海浜空間創出のための、加賀舞子環境整備事業もこの7月完成の運びとなりました。
本施設は、子ども達から高齢者まで幅広い方々の健康づくりや、海辺に親しみ、自然の快適さを実感できる場として、芝生の広場や屋外ステージなどを設置いたしました。
下水道整備と併せ、白砂青松の美しい渚の海水浴場としての、かっての賑わいが甦ることを期待いたしております。
次に国際交流につきましては、この6月21日にシェレホフ市から公式代表団及び少年親善使節団が来町される予定であります。 また8月には、根上中学生の親善使節団の派遣が予定されております。
本年は、シェレホフ市に新しい市長が誕生して、最初の相互交流となりますが、歴代市長が築かれた交流の輪が更に大きく育つことを期待するものであります。
最後に、生涯学習等複合施設の進捗状況についてであります。
建設場所を、総合文化会館東側に決定し、地元町内会の全面的な協力を得ることができ、用地取得に向け土地利用等の法手続きの準備をいたしております。
また、本施設の実施設計にあたっては、町民本位の施設とするため、町内各界各層の代表者からなる、生涯学習等複合施設建設準備検討懇話会を組織し、昨日、第1回の懇話会を開催いたしました。
今後も、順次懇話会を開催し、議会の皆様にもお諮りしながら本計画を進めて行きたいと考えております。 以上を持ちまして、私の説明を終えますが、なにとぞ適切なるご決議を賜りますようお願いいたします。
青山利明 教育育民生委員長報告 2002.6.13
6月12日午前10時より、助役、教育長、病院長、所管課長、委員全員出席のもと、委員会を開催しました。当委員会に審査付託されました案件は、議案3件、承認5件意見書案1件であります。全ての議案に全員一致で可決採択いたしました。以下、主な議案の審議の内容についてご報告いたします。
議案第2号 根上町廃棄物の減量化及び適正処理等に関する条例について
今日の日本は、大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会と言われています。 この結果、国民の生活水準は大きく向上しましたが、一方では、資源の無駄遣いとともに深刻なごみ問題に直面しております。
能美郡広域事務組合で運営している一般廃棄物の埋め立て処分場が残りわずかとなり、このほど新埋め立て処分場の新設となったところです。
根上町のごみ対策として、平成5年度を「リサイクル推進強化年」としてごみの減量化、有価物の再資源化と再利用等を推進し、全町内会を上げて取り組んで来ました。
平成12年4月からの容器包装法の完全施工により、能美郡でも平成14年度より、これまで回収していなかったプラスチック類を回収、容器包装法の完全実施となりました。
国では平成5年に環境基本法、平成12年に循環型社会形成推進基本法を制定し、現在のライフスタイルや経済活動を早急に見直し、天然資源の消費が抑制され、環境への負荷が低減される社会への追究が進められております。
これまでごみ問題については、国の法律のみにより進められておりましたが、廃棄物の減量化を推進し、循環型社会の実現と生活環境の保全、公衆衛生の向上を図るため制定するものです。
議案第3号 平成14年度根上町一般会計補正予算(第1号)について 〜所管事項〜
老人保健費では新高齢者医療制度の改定予定に伴い、この導入にかかる事務経費の計上であります。環境保全費では赤井町の墓地整備(314千円)に事業費の30%を助成するものです。教育費の中ではイルクーツクへの直行便の就航がなく、ハバロフスク経由となるため、根上町訪ロ少年親善使節団(20名)の経費の増額(1,070千円)などです。
議案第4号 平成14年度根上町老人保健特別会計補正予算(第1号)について
平成13年度の平均対象者は1,987人であり、一人あたりの平均医療費は741,335円との報告がありました。
承認第2号 平成13年度根上町一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認をもとめることについて 〜所管事項〜 は、
いずれも13年度における事業費の精算が主なものです。
承認第4号 平成13年度根上町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分の承認を求めることについては
国庫支出金等が決定された事による歳入のみの清算による補正です。予算総額の変更はありません。
承認第5号 平成13年度根上町介護保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分の承認を求めることについては
承認第4号と同じく国、県からの特定財源からの清算で歳入の補正をしたものです。13年度末の介護保険認定者は391名です。居宅サービスを受給されている方は13年度末175名、施設サービス受給者は106名との報告がありました。
承認第6号 平成13年度根上町育英資金特別会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについて は 平成14年度で13人の申請があるとの報告がありました。制度のさらなる充実を望むご意見がありました。
承認第8号 平成13年度根上町国民健康保険町立根上総合病院事業会計補正予算(第1号)の専決処分の承認を求めることについては
年度末の収入の確定および事業費等の清算に伴う補正であり、当初予算に対して、医業収益では3,508万円の増収が見込まれ、医業費用につきましても、経費の節減に努めた結果、1,200万円の経費の削減が見込まれることとなりました。
この結果、町繰り出し金につきましては、収益的収入から資本的収入に4,708万円を組み替えし、後年度事業に対応出来るように所要の補正を行うものです。
森新総合病院 院長に今後、定例会の委員会に出席を頂き、病院経営の現状と将来の課題、展望等についてご説明を頂くことになりました。
新院長は診療報酬が1.3%減となったが実質もっと厳しいものになる。幸い4月だけを見ると、前年度と変わらないが5月、6月と経過を見たい。看護婦さんの確保が定数の規制や産休等もあり難しくなっている。IT化を進めているが、患者サービスの向上と待ち時間の短縮を目指して8月20日よりオーダリングシステムを稼働させる。初めは不慣れのため迷惑をかけるかも知れないが、余分な薬を出さなくても良くなり、期待される。
院外処方については、患者サービスにつながるか疑問がある。経営面でもあまりメリットが期待できないのではないか。との、院長の見解でした。
また、来年8月までに急性期か慢性期の病院かどちらかの方向づけをしなくてはならないとの報告もありました。 (20004月より既存の病棟を急性期医療を中心とした、一般病棟103床と長期療養を必要とする患者のために療養型40床、その内介護保険者のために8床設けた。)
委員の中から病院は信頼が大切である。部門的に専門化した方がよいのではないか。との、質問に森院長は地域病院ですから基本的にどんな人でも対応が必要である。一科二科の専門病院はなじまない。ただ、対応できない人を適切に対処していきたい。また、手術棟は24年たっており、建物の老朽化、医療機器に付いては順次、修繕、更新したい。
また、透析の充実を望む質問に現在11台で朝8時から夜8時まで1日30人の患者さんの対応をしている。内科の医師は現在3人で、透析だけを見るのなら40人の対応ができる。あと一人の医師を大学にお願いして充実したい。と、考えている。との見解を述べられました。
意見書案第1号 青少年健全育成基本法の早期制定に関する意見書 については今日の青少年を取り巻く社会環境は大変厳しいものがあります。全国的問題である青少年健全育成に対する基本理念や方針等を明確にし、一貫性のある包括的、体系的な法整備を図る必要があり全員一致で採択といたしました。
当委員会では去る5月20日〜22日にかけて生涯学習複合施設について宮城県河北町総合センター「ビッグバン」河北町交流プラザ「メデイアシップ」
塩竃市「ふれあいエスプ塩竃」などの事業内容及び運営状況等について研修視察をしました。根上町で予定されている生涯学習等複合施設について大きな示唆を頂いてきました。これらの先進地を参考にしながら今後、慎重に審議をさせて頂きます。なお、視察の詳しい報告については議会便りなどを通じてさせて頂きます。
その他のご意見として、今回の生涯学習複合施設について今まで充分な説明がなされたとは言えません。今後の計画を進める上で執行部は議会に対して途中経過も含めて、適切な時期に充分な説明をして頂きたい。との強いご意見がありました。
以上が審議の内容です。
閉会中の継続審査につきましては、お手許に配布の通りでございます。 以上でございます。

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