Incidents(出来事あれこれ)
ぽつり、ぽつりひとしずくのひとりごと。      

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1st 今日は夫も子供達も休日で、居間は交替で誰かがゴロゴロしてる。息子が夜になってセンター試験の申込書を出してきて書いてた。そして「払ってきて。」と入金票をくれる。オイオイ、今日、自分で行けば良かったのに。なんでおととい貰ったのにすぐ出さんのかね、こんな大事なこと。息子は私の言葉を聞いているのか聞いてないのか、返事もしない。もう一遍言いかけると「同じ事言うな!」ときた。なぁんだ、一応耳には届いているんやね。

2nd
 広報誌を配りながら近所の庭を見て歩いていたら、柿の木に冬瓜がなっているのを見つけた。(正しくは冬瓜が柿の木に這い上がって実を付けているんだけど)
飲み会のある夫をすき焼き屋まで送っていく。カーラジオが今夜は十六夜の月だと言った。白山連峰から大きな月が昇ってる。運転席の夫の陰になり助手席からはよく見えない。夫を降ろしてゆっくり月見しながら帰ろうと思ったのに、小雨が降りだし月も雲に隠れてしまった。代わりに戦闘機が数機飛んでいた。通常の夜間訓練・・・だよね。

3rd 最近息子の目が赤い。眼医者へ行け行けと言うのになかなか行かない。それが今日帰宅すると、「今から眼医者へ行く。」と言う。保険証が無い!形式が変わるので、”今朝だけ”保険証を夫が会社へ持っていったのだ。どうしてこう間の悪い子なんだろう。実費覚悟で多めにお金を持たせた。が、「次回に持ってきて」と言われて保険分は免除された。目は角膜に傷ができたらしい。ほ〜ら、コンタクトは気ぃつけろってゆうとるやろ?・・・なんか息子を相手にすると、ガミガミ言いたくなる。

4th 来月の法事の宴席について打ち合わせるため、母とホールへ行く。まず始めにショックなことがわかった。積み立てしていた5口のうち、結婚式と葬式以外は1口分しか使えないとマネージャーは、ゆっくり噛んで含めるように説明した。思わず「え゛〜っ、約款にそんなこと書いてありましたっけ?」と突っ込んだ私に、「お客様がどうしてもとおっしゃるなら何ですが、…私の一存ではそれをお返事できなくて、…一応そういうことになっていますので、…御納得頂いた上で…」言葉つきは丁寧だけど濁った言葉が延々続いて、母が「まぁ、わかったわ。」とケリをつけた。料理の品数や座席表など話し合う。

5th 新しい保険証(というかカード)を持って受診する。受付の人がしげしげ眺めて、「こんなのになったんですか?」と言う。家族単位じゃなくて個人に一枚になったんですよと教えてあげると「他の保険組合もこういうのになるんですか?」と尋ねられた。わたしゃ厚生労働省の回し者じゃないからそこまで知らないってば。
狂牛病問題が毎日報道される。本来なら私の数少ないレパートリーのローテーションからいくと、今日は牛肉を多めに使ったメニューなのだが、どうしても牛肉買う気になれない。鶏挽きとサンマを買う。以前は牛肉の安売りがあると飛びついたのに・・・。

6th 市の交通共済の紙を配って歩きながら、ついでに即断する家の分はお金ももらってくる。こういうことやるとその家で誰がお財布握ってるかわかる。うちは加入してないけど、班のほとんどの家が加入してるのにおどろいた。掛け金が安くて地域でお世話するからかもしれない。民営化のやり玉に挙げられそうなゾーンなんだけど・・・・。

7th 2年前に懸賞でもらった石川動物園の招待券2枚があった。腐っちゃいないからまだ使えると、黄ばんだ封筒持って夫と出かけた。小さな子供連れ家族で混んでいる。入ってすぐに餅つきをやっていたので列に並んで大根餅をもらった。夫はどうしても小豆ときなこのがほしいと余計に待っていた。広々してなだらかなスロープは歩いていて気持ちいい。あちこちにベンチや芝生があって、みんなお弁当を広げている。ソフトクリームを買う。今日のお出かけの出費はこの分のみ。超、超〜安・近・短!
夜、夫のピンチヒッターで町内の役員会に行く。来月「表忠記念碑の改修募金」と「町費の改定」について臨時総会を開くことになる。「表忠記念碑」って何?誰も明確に知ってる人がいない。

8th 今年第1回目のさわし柿の渋抜きをする。渋抜き用に買ってきた焼酎が夫にちびちび飲まれ出して、半分になったので全部飲まれる前にやらなくちゃ。ラム酒も足す。夫にローリエの木を剪定してもらう。息子の誕生記念に植えた木だが、すくすく育ちすぎて物干し場に影を落とすようになってしまったからだ。切ると良い香がする。軒下の植木鉢を乗せる台も腐ってきたので撤去してもらう。シロアリの幼虫がウジャウジャ出てきた。うひゃー、家に感染してないかな?

9th 1.5畳分くらいの、化繊のキルトマットを洗濯した。脱水したけど濡れてると結構扱いにくい。さぁ、どうやって干そうか?物干し場の前で段取りを考える。低い位置で2本の竿に渡し、一本ずつ、片方ずつ高い位置に上げる。握力が無い、右手が上がらない、左肘がひねれない。とナイナイずくしの手だけど、時間をかけて少しずつやれば出来た。深呼吸して空を見上げる。

10th 夢の中でサイレンが聞こえて目が覚めた。目だけ開けて暗闇に耳を澄ます。消防署が近いからサイレンは時々聞こえるのでそんなに驚かない。が、なかなか鳴りやまない。近い。夫が起き出してテレビの火災情報から、隣の町の家が火事だとわかった。夫は窓から屋根に降りて、煙が見えると言った。意識は起きてるが身体は動かない・・・。雨の音が聞こえる。眠る・・・朝のニュースで、全焼して一人が亡くなったことを知る。午前3時半頃とのこと。子供達にサイレンのことを聞いても二人とも聞こえなかったという。この時間帯に何かあっても、自分も動けないし、子供達も熟睡してることを知る。

11th 薬草教室に久し振りに出席した。ぬくもりフェスタで販売する薬草の袋詰め作業。おしゃべりしながら干した河原決明をハサミでチョンチョン切っていく。隣の人がおかしい話をするので、切った薬草が鼻息で飛びそうになる。硬い枝の部分は「押し切り」で切ってもらう。山ほどあった河原決明がどんどん袋詰めになっていく。やっぱ仕事は大勢だね。去年の倍近くの袋詰めが出来た。

12th 娘が「生活一般」の課題に自助具を取り上げた。家の中のアチコチに散らばってる自助具を集めてきて絵を描いてコメントを付けていた。ドアノブ回しのところには「じゃまにならず、私にも便利です。」と書いていた。うん、それがユニバーサルデザインなんよ。で、メーカーは?値段は?ときかれて友の会からの「もらいもの」とも書けないから、「提供品」なんてちょっとお化粧した言葉で答えておいた。他の自助具については、リウマチの人のHPを大いに参考にさせてもらった。とってもいい課題が出来たんじゃないの、と言いたいところだけど、テーマを探してたのは夏休み頃じゃなかったっけ?何で今頃、やっつけ仕事でやってるの?それと元の場所に戻して置いてよ!

13th お米をライサーに入れるのを、息子にやってもらった。椅子をうまく使って手早くこぼさずやってくれた。初めてのとき、とてもじゃまくさそうにやり、失敗して大量にお米をこぼし、私は激怒した。私は息子にいつも、最初からうまくやることを要求しずぎているのかも知れない。お米を研ぎながら、今までの息子とのやりとりを思い出す。庭を見ると息子はベビーバスとバケツで育ててるメダカを飽かず眺めて自分の世界に浸ってる。・・・喉がむずむずしてくる。来週から中間テストやろ?と言いたくなる。

14th 夫と山へ行った。昨日雨が降ったので山はしっとりして、絶対スギゴケがありそうだとワクワクする。いつもの山には車が数台駐車している。夫は「みんなサマツかなんか採るんやろな」と羨ましそうに言うが、私はマツタケよりスギゴケが好きだ。ひとかたまり見つけて歓声を上げ、夫はどんどん奥に行くので、夫の採りこぼした足場のいいところで採る。あ〜足がマシなら動き回れるのになぁ。木っ端を除くと杉の枝が折り重なっていて、その下側に真っ白にびっしりスギゴケがついている。夕食にはコケご飯と佃煮をつくった。みそ汁にもしようとしたのに、娘が絶対食わないというので止めた。小さい頃、虫付きのコケがお茶碗に入っていた時以来、トラウマになっている。ひとり残り物ごはんのおにぎりを食べていた。

15th 今週は子供達がテストだからお弁当作らなくてよい。翌朝のためにいつも夕食後に飲む、痛み止めのオルヂスを飲まないでおこうかなと迷う。上から順番に関節を動かしていってみる。う〜ん、やっぱり自信がない。左の肘と足首が・・・。カプセルを口に放り込んで、台所の後片付けにかかる。新聞にアルツハイマーは抗炎症剤や鎮痛剤を常用してる人は、発症や進行の面で有利だというようなことが書いてあったと思うけど、オルヂスもその薬剤に当てはまるのかな?せめて、そういう明るい話があると喜んで飲むんだけどね。

16th 午前中、久し振りに座卓をどけ、カーペットのカバーを外してはたいた。午後、封を切ったまま半分残ってたリンゴチップスと、これまた残り物のイチジクのジャムをミックスしてパイを作った。我ながら残り物活用の天才だと自画自賛した。そこまでは良かったが、娘が帰ってきて茶の間でパイを食べ、カーペットの上はパイのクズだらけ・・・。カーペットがきれいだったのはわずか7時間余りだけだった。

17th 美容院へ行って髪を切る。最近乾燥しているので、髪の毛がゴワゴワして白髪がとても目立ってきた。髪の長さをどのくらいにするか細かく聞かれる。前髪は即、「眉毛のライン」と答えたが、後は「この位ですか?」と櫛を当てたところに「はい」と答えておく。支払いの時になって青くなった。財布にお金を補充しないまま出かけて来たのだ。千円足りないと思ったが、かろうじで折り畳んだヤツが財布の角にくっついていた。頭が軽くなって、帰りのお買い物がルンルンになる。

18th デジカメ欲しいな。図書館で借りてきた雑誌のデジカメ特集を見ていたら、息子が古い型のばかりだと言う。え〜、これ今年の5月号だよ。もう古いの?全く次々新型が出て、なかなか買えない。というより買ったすぐ後に安くて性能のいいのが出てくるのに腹が立つのだ。ネットでデジカメの当たる懸賞を探したら96件出てきた。1件だけ出して飽きた。

19th 痛み止めだけ一週間分もらおうと病院に予め電話しといた。15日から院外処方箋になったから、処方箋だけ出しときますと言われた。窓口に行くと、出てない!どうやら電話を受けた人が忘れたらしい。それから30分近く待って(これが嫌だから電話を入れといたのに)処方箋を受け取り、隣の薬局でまた待たされてやっと薬を手にした。その間中、ずっとお刺身の入ったスーパーの袋を持って歩かなければならなかった。天気が良くて弱いクーラーが入るほど暖かかったからだ。院外処方初体験は、良いこと一つもなかった。

20th
 
ショッピングセンターの出口でオバサンと女子高生の諍いの声がした。「パクってないもん!」と女子高生が声を張り上げた。私と夫は車に乗り込みながら、どうなることかと見守っていた。オバサンはビニール袋を開けさせ、女子高生は観念したように、オバサンに連れられて歩き出した。その友達らしき女子高生は、一言も発しなかったが、トロトロその後を付いていった。「木の実ナナのやってる仕事だ。ホントにあるんや。」と夫は納得していた。親が見たらどう思うのだろう?高校生を持つ身としては他人事ではない。

21st 夫と娘とでショッピングに出かけた。ユニクロで欲しいのが品切れだったので、別のショッピングセンターで、娘と別行動して待ち合わせることにした。娘は5分遅刻した。夫が「約束守らんのはだめだ。」と叱ると「焦って変な物買って後悔するよりずっ〜といいもん。」と悪びれない。やれやれ、デートでも待たせるクチになるね。

22nd リウマチ友の会の行楽会。丁度家を出る頃からポツポツ降り出した。鶴来の道の駅で福祉バスに合流する。キャンセルが何人か出て、車を出さなくても全員乗れた。山に向かえば向かうほど雨が激しくなり、いまいち盛り上がらない。スーパー林道の入り口で、丁度猿が河原に降りてきていた。ラッキー!Uターンしてかんぽの郷で昼食、入浴する。温泉がとても気持ちよかった〜。ぬるめなのに上がってから全然湯冷めせず、かえってポカポカしてくる。ただ、ドアの開閉が重くて手こずる人が多かった。誰か一言フロントに言ってきたのかな。

23rd 何で?と思うくらい天気が良い。昨日の天気と取り替えたい。昨日の参加者はみんな思ってるだろうな。
法事に向けて家を片づけだした。蔵の前は息子と娘が、自分たちの部屋に入りきらない物を出すたまり場になっている。全然封も切ってない参考書があった。帰ってきた息子に聞くと、無くしたので買ったら丁度出てきたのだそうだ。ハ〜、全くいつもそんなことばかりやってる・・・。

24th 私が留守の間に息子が柿を受け取った。誰か知らない軽トラに乗ったおばちゃんで、「オカアよりは若かった」と言った。柿をよく見ると毎年もらうオモヤの渋柿みたいだ。オイ、あそこのネェサンは、私より二つ年上だぞ。夫は「そら見たことか」と腹を抱えて笑ってる。え〜ぇ、わたしゃ老けてますよ。 

25th 風邪っぽい。が、秋晴れの天気に励まされてマットを干したり柿の皮をむいてつるしたりする。去年漬けたカリンの蜂蜜漬けのカリンの実を上げる。お湯で割って飲む。瓶詰めにして薬草教室に持って行き、フェスタで売るのに寄付しようとしたら、その場で欲しい人がいて、売れた。

26th 昨日、カリンの蜂蜜漬けで華展のチケットをもらったので、英会話の帰りにデパートへ見に行った。久し振りだ。華展もデパートも。喉がヒリヒリしてきて(こんな時カリンを飲みたいんだけど)、地下で温かいレモンティーを飲む。ついでに買い物して帰ろうとしてると、突然「久し振りやね。」と手をつかまれた。以前、近所のJAの店にいたおばちゃんだ。娘の名を覚えていて大きくなったやろと聞かれる。合理化後、少し家にいたけど再就職したそうだ。デパートの売り子のユニフォームはミントグリーンで、JAにいたときより若く見える。その売り場の油揚げとミニがんもを買う。

27th 花梨のことでHさんから電話があり、久し振りだったのでつい長電話になってしまった。春のリストラ後、就職活動に励んで今再就職してるとのこと。「年食ってるのにうまいこと事務職あったね。」とつい本音で感心してしまった。本人も久し振りに真剣になって頑張ったと言っていた。”働く喜び”を得られるのがチョット羨ましくなった。今の私は”働く”前に”動く”のが大変なんだから。

28th ぬくもりフェスタで薬草の売り子をする。試飲用に河原決明のお茶を出す。入り口なので来たばかりの人や帰りがけの人が立ち寄り、試飲のお茶はドンドン出る。が、去年買ったのがまだ残ってるからと言う人が何人かいた。「古いのはお風呂に入れて使って、新しいのをどうぞ。」と勧めたけど、買わないシブチンもいた。「今から本当のお茶(抹茶席)のトコへ行く。」と空の湯飲みだけを置いてく失礼なお客もいた。一方、花梨酒5本まとめて買ってく人もいた。午前で帰ってきたから後は知らないけど、新年会の会費の足しになるくらいは稼げてると思う。

29th 義姉さんが黒作りとケンタッキーを持ってきた。毎年もらうユズ入りの黒作り。今年は2パックくれた。さっそく夕食に食べる。白いご飯の上に黒作りを乗せて、熱いお湯をかけるとイカがチリチリする。美味しいけどお歯黒になるから 夜しか食べられない。仕事で遅くなった夫も、何杯でもお代わりできると幸せそうに食べてる。ズボンのサイズが合わなくなっても知らんぞ。当分買わないから。余ったケンタは明日リフォームしよう。

30th 天気が良くて、片づけをホイホイやりたいのだが、体がだるくて、一つ何かするごとに一休みして、なかなか仕事がはかどらない。「せいのっ」と声を出して自分を叱咤する。体に重りがぶら下がってるみたい。熱を測ると37.1℃。なんか微妙な熱だね。だから微熱と言うんか?熱いお茶が飲みたくて何杯も飲む。体の中の毒気よ出て行け!

31st 買い物からの帰り道、右に昇る月と左に夕焼け雲を見ながら帰った。大きな一双の屏風の間を通っているみたいな気分だった。コウモリが飛んでいなければ静止画だった。今日の満月をなんとかの月と言うのだと、朝、ラジオで言っていたのだが、それが思い出せない!うーっ、喉に刺さった小骨みたいに気持ち悪い。素敵な言葉だったのになぁ。

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