ハイ上がりですが、高音質で収録されています。高域を下げて、低域をあげればバランスが良くなります。78年日本公演の初日であって、この年最初のライブ演奏だからでしょう、このメンバーの演奏としては(勿論悪い訳ではないですが)特に凄いプレイは聴かれないようです。

「FULL MOON」とは別録音で、音質的には甲乙付け難い高音質録音です。

2つの高音質ソースが存在した名古屋公演ですが、これはまた別マスターで、オープニングとエンディングが長く収録された、最長バージョンです。音質を既発と比べると、高域が少し足りないような感じで、ギターの音が生きていません。また近くの観客の声がたまに大きく入っているのもマイナス点です。このテイクだけを聴くと充分高音質なのですが、既発が非常に優秀な録音であったために、どうしても分が悪く思えます。
大部分がサウンドボード録音で、高域のノイズ(ヒスノイズより低い音)が聞こえますが、充分高音質です。"Catch the Rainbow"とアンコール部分はオーディエンステープを使用しています。ピッチは不安定で、最初はほぼ正常、"Mistreated"後半から3%低く、、"Catch the Rainbow"は6%高、"Long Live Rock'n'Roll"は正常、disc2は1.5%高く、アンコール部分は5%高いです。演奏は初日より素晴らしく、特に"Long Live Rock'n'Roll"はエンディングがリプライズされた珍しいバージョンで、リッチーのノリの良さが感じられるベスト・テイクだと思います。また"Man on the Silver Mountain"終了後にリッチーの遊びがいろいろ聴けます。コージーのドラムソロではまるで"1812 Overture"をプレイしなかったように聴こえますが、実際は通常通り演奏されており、当日会場で録音した人の別音源(一般発売されていません)を聴いて確認出来ました。ショーの終わりを告げる曲は"Over the Rainbow"ではなく何故か"白鳥の湖"です。
キーボードが小さめですが、ギターの音はバッチリのバランスなので、高音質ソースではないにしても、とても楽しめる音質です。しかしレコーダーの調子が悪かったのか、若しくはテープが伸びてしまったのか、disc 1では音揺れがかなりあります。"Catch the Rainbow"のソロはスライドバーを用いており、ソロが終わってもしばらくスライドバーでプレイしています。アンコールではロニーに疲れが見られますが、11日の名古屋から4日続けての公演なので仕方がないでしょう。それでも本編ではいつも通りなのですから、やはり鉄の喉ですね。
"Catch the Rainbow"の後半のギターソロで、盛り上がっている最中にカットと無音部分が2秒間あり、低かった音量レベルが少し上がります。その"Catch the Rainbow"ですが、リッチーの素晴らしいプレイが長時間聴けます。途中ギターの弦が切れたかチューニングが狂ったか判らないですが、ギターを交換したようですが(その間キーボードがソロをとっています)、弾きまくり状態のソロを堪能できます。アンコールの無かったこの日ですが、その他の曲も素晴らしい演奏ですね。音質もライブを楽しむのに十分なものです。ピッチは最初は2%、"Catch the Rainbow"からは3.5%高くなっています。
これは「STARGAZER」と同じメーカーからかなり前にリリ−スされたもので、やはりリマスター盤が出回っています。「Rainbow Rising:The Story of Ritchie Blackmore's Rainbow」に"best of '78 shows!"と評価されたライブです。まるでサウンドボード録音のように観客の歓声に邪魔されない、素晴らしい音で収録されています。私は当時このCDをあまり気にいっていなかったのですが、ピッチを正常に戻して聴いてみたところ、音質は最高なのでとても楽しめることか判りました。しつこいようですが、ピッチ補正機能の付いたプレイヤーは必要です。このCDはわずかに低い程度ですが(disc 1ラスト"Long Live Rock'n'Roll"からdisc 2は正常)、ピッチを正常に戻すと全然違うものになります。前日はアンコールがなかったのですが、この日は5分近いギターソロから"Do You Close Your Eyes"に突入していて素晴らしいアンコールタイムとなっております。
「STARSTRUCK」とは別マスターで、音質は同等ですが、オープニングとエンディングが長く収録されており、こちらはピッチは正常です。

ヒスノイズがかなり耳に付きますが、全盛期のライブを楽しめます。"Catch the Rainbow"ではリッチーが最初のソロを弾いていないし、コージーが最後のギターソロのところで入りそこねてしばらくごまかしています。こういうところが聴けるのは海賊盤の一つの楽しみであります。
「LONG LIVE RAINBOW」はいまいちすっきりしない音質でしたが、別音源の「ELECTRIC WARRIOR」はギターの音が大きく収録されている音質の良いものです。ただし、"Catch the Rainbow"の最後の静かなギターソロと"Still I'm Sad"のリプライズ部分が入っていません。
"Man on the Silver Mountain"はスローダウンして曲が終わる珍しいパターンです。"Still I'm Sad"の前に"Hall of the Mountain King"を演奏しています。その他この日はいろいろな遊びが聴くことができ、サービス精神旺盛のように思えますが、残念ながらアンコールはありませんでした。
アンコールがなかった為に観客か暴れたと言われる日ですが、ジャケット写真は73年のDeep Purpleのものです。収録時間が短い(ピッチを戻して82分程度)ですが、"Still I'm Sad"の導入部分のキーボードソロの大部分がカットされているので、実際は"Catch the Rainbow"が短かいだけであとはあまりいつもと変わらないようです。ちなみにピッチはdisc 1=約3%低、disc 2=正常です。
アンコールがなかったからといって演奏の出来が悪い訳ではなく、ただ問題があったとすればコージーのドラムソロでしょう。"1812"のテープ速度が遅く(笑っちまうほどヒドイ)、なんとも締まらない演奏になってしまっています。

2種類のマスタを収録している4CDバージョン。どちらも大変クリアな音質です。disc 1とdisc2は「CHAOS AT CONCERT」のマスターテープを使用しているようです。メーカーインフォには「本編ラストStill I'm Sad終了直後に客席から派手な爆竹が鳴らされ、怒ったバンド側が、アンコールをやらずにコンサート終了させてしまうという事件で、この爆竹の音は、ディスク4にのみ、大変クリアーに収録されています」とあります。しかし、実際ディスク4を聴くと、爆竹が鳴ってから15秒後に終演を告げる"Over the Rainbow"が聴こえますから、これはアンコールをやらない理由ではないように思うんだがな・・・。
78年日本公演のハイライトと言ってもよい1.22武道館公演です。リッチーのギターが生々しい、素晴らしい音質です。この日は機材のトラブルがあったにもかかわらず、前日の暴動のこともあって、非常にサービス精神旺盛で気合の入った演奏を聴かせてくれます。機材のトラブルの間をつなぐロニー、22分を超える"Catch the Rainbow"、ドラムソロを締め括るスティック・キャッチを何度もやってくれるコージーと、何と彼が自らマイクを取っていること等、聴きどころは多いです。ギタークラッシュがまた凄かったらしく、ぶっ壊したギターを虹のアーチにひっかけてのエンディングとなりました。日本公演史の伝説となったこの日のライブを体験した武道館の観客はさぞ満足だったでしょう。

「PERFECT ON STAGE BUDOKAN」と同ソースですが、こちらの方が世代が若く(マスタ使用か)、音の処理も優秀で、さらに高音質なのは明らかです。これを聴くと高音質と思っていた「PERFECT ON STAGE BUDOKAN」は音が荒く、ヒスノイズも多いことが判ります。このCDで聴かれるリッチーのギターの音は非常に生々しく攻撃的で、本当にこの頃のRAINBOWの凄さを実感出来ます。「PERFECT ON STAGE BUDOKAN」では2枚のディスクに分かれていた"Long Live Rock'n'Roll"はDISC 2の1曲目に納められ、カットはありません。ただし、やはり"Sixteenth Century Greensleeves"の頭は欠けています。
レインボー来日史に暗い影を落した札幌公演です。会場の混乱から、"Blues"の途中でプロモーターからの注意があって、中断した後に"Catch the Rainbow"、そして"Starstruck"と続く異常な曲順になっています。
"Sixteenth Century Greensleeves"が始まる前にカットがあり、ここから音質も少し下がります。ボーカルが入るあたりで少し音が飛んでいて、終了後にもカットがありますが、なぜか"Catch the Rainbow"をすっとばして"Long Live Rock'n'Roll"を演奏しています。"Man on the Silver Mountain"の途中で音量レベルが下がっていますが、disc 2では音質・音量ともに回復します。全体に曇りがかかったような音質ですが、イコライザーで低域を下げて、中高域を上げれば普通レベルの音質までもっていけます。
「MISCONDUCT」より高域が出ているので、比較すると音質は良いと言えるのですが、ステージは遠めで、録音者本人か隣の客の声(歌)が大きく入っており、特に"Man on the Silver Mountain"は悲惨(;。;)です。ピッチを直せるプレイヤーをお持ちであれば演奏自体は「MISCONDUCT」の方が楽しめると思います。ただしこちらは「コンサートと人の命がどちらが大切なんですか」という声や、観客の倒れ込む音が入っていて、終始混乱した状況が良く伝わってきます。
"Starstruck"の途中でdisc 1が終了し、disc 2は"Still I'm Sad"の導入部のキーボードソからになっています。しかし、「MISCONDUCT」には未収録である"Do You Close Your Eyes"は聴きもので、リッチーのクリアートーンのソロから曲に入り、ギタークラッシュ後にボーカルが入ってからもリッチーはギターを引きずり回しているようです。これで締められれば、ずいぶんステージが見にくい、また死者がでるほど危険な会場であったようですが、観客が「最高!!」と言っていたのが納得できます。

既発「MISCONDUCT」のマスタを使用したDISC 1とDISC 2は既発で問題だった半音以上も低いピッチは正常になり、音質も既発とは比較にならない程良くなっています。DISC 3とDISC 4は「AN ACT OF GOD」(Shelter)のマスタを使用しており、高域が良く出ているので、クリア感は高いものの、近くの観客の声が大きく、演奏自体を楽しむには向きません。しかし「何倒れてきてんだよー、チクショウ」とか「いてーなー!!」と言う声も聞かれるように、比較的前の位置で録音されたようで、会場の混乱がパッチリ伝わってきます。でもまあ悪く言えば、録音した個人で楽しむもので、本来は世に発表すべきものではないのですが、この日は大事件が起こっているので、この2テイクをセットにした本作は非常に価値があるものだと思います。そしてアンコールの"Do You Close Your Eyes"はDISC 4にしか収録されておらず、最初のリッチーのクリアー・トーンのソロは聴き応えがあるし、クラッシュ・シーンも音で興奮が伝わってくる素晴らしいテイクだと思います。

4CD「COLD WINTER」に初回限定として付いていた2CD-R「NIGHT PEOPLE」です。初登場テイクで、ステージは遠く感じますが、安定した録音です。しかし、曲間に入っている拍手にピークレベルが合っているため、肝心の演奏は小さめになっています。そこで、音量レベルを編集して(結構細かい仕事でしたが)イコライジングしたものを作ってみると「MISCONDUCT」の元テイクと同等かそれ以上のものに仕上がりました。
タイトル通り事件後4日後のライブですが、観客の盛り上がりやバンドの演奏はいつもとは変わりありません。音質は中域がへこんでいて音量レベルが低く、特に最初が悪いので聴く気が失せたりするかもしれません。ピッチはdisc 1"Catch the Rainbow"までが4%、"Long Live Rock'n'Roll"は3%、disc 2は2%低くなっています。所々テープのヨレがあるのか音がふらつき、"Still I'm Sad"では電池切れのためかテープスピードがかなり怪しくなっています。

「AFTER FOUR DAYS」とは別ソースで、ヒスノイズはありますが、音質は非常に良いです。ただ残念ながら"Still I'm Sad"が未収録です。"Catch the Rainbow"中の「恋は水色」、"Man on the Silver Mountain"でのお遊び等、聴き所多し。
78年日本公演の最終日です。音質はいまいちぱっとしない感じですが、悪いわけではありません。音質的におとなしめということと、やはり事件後ということで精彩を欠いた演奏に聴こえてしまいます。ピッチはdisc 1は正常、disc 2は半音近く低いです
"Catch the Rainbow"の前に主催者側から「リッチー・ブラックモアが即興ですが一曲(札幌公演の犠牲者に)捧げます」というアナウンスがあります。結局始まったのはいつも通りの"Catch the Rainbow"で、途中のリッチーの静かなフリーソロが長いので、この部分が犠牲者に捧げるところと思われます。通常はキーボードソロで始まる"Still I'm Sad"ですが、この日はアンコールとして演奏されたため、リッチーのかなり激しいギターソロから曲に入っており、珍しいパージョンとなっています。音質はヒスノイズがありますが、良い方だと思います。ピッチはdisc 1はほぼ正常、disc 2は2.5%低くなっています。
「THE LAST DAY」はいまいちぱっとしない感じの音質でしたが、元は良かったのではないかと思わせるものでした。こちらはそのマスターテープを使用したということで、音質は格段に良くなっています。「THE LAST DAY」では無音部分かのように思われた主催者側の札幌事件の追悼のアナウンスもちゃんと聞き取れるレベルになっています(この部分に関してはいずれも音源にもカットがありますが「ANOTHER LAST DAY」が最も長く鮮明に収録しています)。

「REQUIEM」を凌ぐ高音質で収録されております。
5月9日から始まったUSツアーですが、ツアーの序盤では"L.A. Connection"がセットリストに入っていたようで、ようやくこのCDに収録されている2つの公演で確認出来ました。私がトレードで得た5月28日のAllentown公演のテープでは"L.A. Connection"は演奏されていないので、disc 2のLouisville公演が最後の演奏かもしれません。そのテイクはアーミングを多用したギターソロが素晴らしいです。非常に音源の少ない78年USツアーで、この貴重なライブ・バージョンが発掘されたことは驚異的なことで、加えて音質もかなり良いので、このCDは2006年のベスト・ブートと言えるでしょう。
ラジオで放送された音源なので、当然サウンドボード録音であり音質は良いです。"Long Live Rock'n'Roll"と"Man on the Silver Mountain"はオフィシャルの「FINYL VINYL」に使われています。ただし"Man on the Silver Mountain"はギターソロ以降が差し替えられています。収録レベルが低く、ピッチは正常ではなかったのですが、既にマスタを手放してしまったので、ピッチ補正値は不明です。

"Man on the Silver Mountain"と"Still I'm Sad"の後半、コージーのドラムソロにおいて"1812"が流れてからはピッチが3%低くなっています。マスタとなったテープが違うのでしょう。最後の2曲はプロモーションフィルムからです。
音質はあまり良くなく、壁一枚隔てて録音したかのような音になっています。