HOME> 特定小型船舶免許>小型特定旅客安全講習の内容と受講

小型特定旅客安全講習で行う内容

小型特定旅客安全講習は、船長が乗船させる旅客の海難時について次の内容になります。

  • 旅客船に乗船前の旅客に対してライフジャケット着用義務の促進
  • 気象条件・風・波などの自然条件での海難予防
  • 海上での転覆・座礁などの予防や起きた場合の措置。
  • 海難が起きた後の旅客船の乗客救助と救命活動

営業方法・集客・接客おもてなしについて学ぶ講習ではありません。一日間の流れは受講レポートで確認。

小型旅客講習で実施される科目

小型特定旅客安全講習で実施される科目は、海難時の対応及び、救助・救命についての学科と実技。

学科は、配布される教本1冊をカリキュラムに沿って講義やビデオ視聴。

実技は、マネキンで人工呼吸を受講者全員に行います。

小型旅客講習の時間

小型特定旅客安全講習は、1日8時間の講義で全国どの会場でも同じカリキュラムで実施されます。

概ね、小型特定旅客安全講習で8時間の内訳は、学科1時間・実技7時間で構成されています。

途中、休憩・昼食時間を挟んでの多くの講習機関が9時から17時まで約8時間を予定。

1・2級や特殊小型船舶操縦士免許と違って、学科・実技とも試験や身体検査は実施されません。

合否に関係ない講義を理解をしたか試す効果測定もありません。

受講される方の特徴

実際に受講される方は、平成15年6月以降に海に精通した1級又は、2級小型船舶免許を取得した方が出席します。

これから旅客業を営もうとされる方もいれば、更新の代替若しくは、空欄の特定を埋めたいペーパーの方まで幅広いです。

実施されるのが、全国で会場・回数も少ないので遠方から参加される方も小型特定旅客安全講習の特徴の一つです。

受講するにあたって

小型特定旅客安全講習を受講するにあたって次を注意すべきことがあります。

当日は、混雑するので開始30分前には会場に到着されるようにしてください。

遅くても開始15分前までに受付で参加確認のために出席表の替わり小型船舶免許証を提出を必ず済ませてください。

修了証明書が発行される講習なので、開始から遅れず受付をする。早退しない。最後まで受講が必要。

トイレなどのやむをえない場合でも責任講師に一声かける配慮も忘れずに。

会場までは、パーキングが殆どないので、できる限り公共交通機関で来場下さい。

受講後の船舶免許証

小型特定旅客安全講習が終わってからは、原則、新しい船舶免許証が届くまで乗船できません。

仕事などでどうしても乗船される場合は、例外として、条件付きで講習後、乗船可能です。

講習修了証明書を御本人渡しの場合があります。割り印がある写真がはがれると証明書が無効となるので注意。

その他に受講後の小型船舶免許証ついては、よくある質問までクリックにて確認してください。