か行(かきくけこ)から始まる小型船舶免許・海技免状の専門用語辞典ページとして構成されております。
か行から始まる用語の解説になります。現在20専門用語を解説しています。
カーゴ【かーご】空輸又は、海上輸送する際に取り扱う貨物。
海員【かいいん】船内で使用される船長以外の乗組員で労働の対価として給料その他の報酬を支払われる者。
海運局【かいうんきょく】自動車申請を取り扱う陸運局に対して、小型船舶免許・海技免状など海の申請を取り扱う運輸局のこと。
海技免状【かいぎめんじょう】 20トン以上の船舶に乗り込む航海・機関・通信・電子通信のいずれかの職員として必要な免許証。
小型船舶免許証と違って専門分野に分かれており、一人で複数を所有している場合もあります。また、船舶を操縦できる技術として
小型船舶免許証を海技免状と呼称する場合もあります。
外航船【がいこうせん】国内と外国に航路を持つ船舶
型式承認【かたしきしょうにん】船に搭載する法定備品などを新規導入等する際に試作品として様々な検査を国が行うシステム。
消防法の消防設備についても型式承認がある。
海事代理士【かいじだいりし】船舶、船員、港湾の許認可や届出書類を作成し運輸局などの行政機関に申請する国家資格。
海嘯【かいしょう】河川で上流に向かって、波が起きる現象。河川に係留している小型船舶は注意しなければならない。
海上無線【かいじょうむせん】船舶で航行時、海で通信する施設。操作する人には円滑に行うため国家資格である海上特殊無線技士
などを取得しなければならない。
海図【かいず】航行前の計画を立てる場合や操縦する時などに必要な地図。風、距離、時間の計算はもちろん記号の意味などを
マスターしなければならない。1級小型船舶操縦士試験でが全14問のうち4問出題されます。
海難【かいなん】船舶などを航行していての船舶本体・旅客又は船員・貨物に伴う事故。
解らん【かいらん】船舶を係留してある状態からロープをほどくこと。出港前に行う作業の一つ。
海里【かいり】海の距離はメートルを使わず海里を使う。1海里は、1,852メートル。
海陸風【かいりくふう】主に昼の時間は海から陸へ吹き、夜間は陸から海に向かって吹く風のこと。この現象がおきるのは沿岸地域。
海流【かいりゅう】世界(マクロ)的の海で定まっている流れ。海上から吹く自然状況(風)によって影響される。
合併講習【がっぺいこうしゅう】一単位で小型船舶免許・海技免状の更新及び、失効講習を同時に行うこと。
60分間の更新講習後にひきつづき失効講習を残り80分間実施する。
簡易型AIS【かんいがたえーあいえす】主に漁船などで取りつけるAISの設備。島陰でレーダーではを捉えることができない
船舶の存在・針路・速度を判別することが可能で海上衝突を未然に予防する。
簡易型AISは、無線局を設ける必要あるが、無線従事者の資格がなくても操作できる。
干出岩【かんしゅつがん】海の最低水面で水面から突出している岩
干潮【かんちょう】地球の自転・公転と地球の外部(月)の引力により潮が引くこと。干潮により水面が低くなる。地球の自転・
公転(1月から12月まで)により干潮と満潮の時刻が変わってくるので、船舶に操縦される場合は注意しなければならない。
寒流【かんりゅう】寒い地域から流れる海流。対語は暖流。
管理者【かんりしゃ】更新・失効講習を管理する者。出席・退出の把握などの受講運営の全体に携わる。
き~始まる用語の解説になります。現在10用語。
機関士【きかんし】20トン以上の船舶で職員としてエンジン・電気設備などの機関部門を担当している方。
細かく分けると機関長・一等・二等・三等機関士があります。
機関当直【きかんとうきょく】一日の中で大型船舶(機関部門)において交代制度で労務することをいう。
危険物等取扱責任者【きけんぶつとうとりあつかいせきにんしゃ】タンカーなどで危険物(石油・液体化学薬品・液化ガス)を輸送する乗組員は危険物等取扱責任者が必要になる。船長・機関長・一等航海士・一等機関士が必須の甲種とその他作業に従事する乗組員が必須の乙種があります。各々、有効期間があり、有効期限が満了する6カ月以内に更新しなければなりません。更新する際には、船種の区分ごとに3カ月以上の業務経験または、講習で行えます。
旧海技免状【きゅうかいぎめんじょう】平成15年6月以前に交付された小型船舶免許証。住所が記載されていないので身分証明書
として使用できない。現在の海技免状のような自筆する名前シールがあった。1~6級で区分していた。
キャプテン【きゃぷてん】主に大型船舶の船長のことをいう。
業務への支障【ぎょうむへのししょう】小型船舶免許または、海技免状の身体検査証明書で疾病の有・無の項目で有りの場合は、医師の判断で船舶操縦業務への支障があると丸をつけること。
漁港【ぎょこう】漁船の集まる港。漁船の入出港する港湾。
漁労【ぎょろう】漁船で漁を行うこと。漁船で従事すること。
近海区域【きんかいくいき】東経175°・南緯11°・東経94°・北緯63°の線により囲まれた水域をいう。
近畿運輸局【きんきうんゆきょく】大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山2府4県の船員・20t以上の船舶検査・海上運輸などを管轄している。
く~始まる用語の解説になります。現在4用語。
砕波【くだなみ】岸、岩壁にぶつかり砕けてしまう波のさま。
クラブヒッチ【くらぶひっち】小型船舶を桟橋に係留する際のロープワーク方法の一つ。巻き結びともいう。
来島海峡【くるしまかいきょう】瀬戸内海の愛媛県今治市北部と大島南部の海峡で海上交通の要所。来島海峡大橋下を多くの
タンカーなど大型船舶が通航している。
クリート【くりーと】船舶をロープで係留する際に、陸上側に結ぶ金属器具。クリート止めといわれる方法のロープワークがある。
け~始まる用語の解説になります。現在5用語。
経度【けいど】地図上の直角に区画している縦と横の線のうち縦の線をいう。経度0°の起点はロンドンになります。
軽油【けいゆ】ディーゼルエンジンで航行する小型船舶の燃料の種類の一つ。軽油は、第二種危険物(非水溶性)に該当して、
引火性もあり燃料の補充する際の取り扱いには気をつけなければなりません。
係留【けいりゅう】マリーナや港などに着岸後に船舶をロープ等で固定しておくこと
欠員届出書【けついんとどけでしょ】航海中に船舶職員に欠員が生じた場合に補充見込み状況などを記載したうえで提出しなければならない。
検認【けんにん】都道府県水産課が行う漁船検査。主にプレジャボートに対して行う日本小型船舶検査機構(JCI)の検査では
ありません。
こ~始まる用語の解説になります。現在用語14用語。
工事許可【こうじきょか】特定港で工事を行う場合は、事前に許可申請をしなければならない。
更新講習【こうしんこうしゅう】海技免状又は小型船舶免許証を更新申請前に受講しなければならない。大型90分間、小型60分間。
交付日【こうふび】 更新や再交付で小型船舶免許証が発行・交付された日時。上級の進級も含まれる。左下に記載されています。
小型船舶免許証【こがたせんぱくめんきょしょう】 20トン未満の船舶を操縦するための免許証。航行区域や種類によって1級・2級・特殊・特定がある。各区分については参照ください。
港界【こうかい】港則法上、出港したと認定がされる港の境界線。同義語はハーバーリミット。
航海士【こうかいし】20トン以上の船舶で職員として操縦部門を担当している方。船長・一等・二等・三等航海士に分けられます。
航海日誌【こうかいにっし】単なる航海する日誌ではなくて、点検・訓練などを行わなかった列記事項の場合に記載しなければなりません。法的な書類としての役割をもちます。航海日誌は、日本語だけでなく外国語での作成を行うことができる。 保存期間は、最後の記載日より三年を経過する日まで船内に備え置かなければならない。
航行区域【こうこうくいき】船舶毎の航行できる範囲を定めたもので船舶検査証書で確認できる。
航行【こうこう】船舶が動いて進路を取っていること。
国際信号【こくさいしんごう】世界共通の海洋ルールとして航行時に旗を掲げることで各種、海上での意思疎通を行う。国際信号には多くの種類がある。
講習機関【こうしゅうきかん】小型船舶免許・海技免状の更新・失効・進級・取得の講習を実施している団体・会社をいう。
更新【こうしん】小型船舶(操縦)免許証や海技免状の有効期限満了前に新しく講習・身体検査などを受けて、新しい有効期限のものにすること。英語では、更新をリニューアル又はアップデートという。
甲板【こうはん】空に面している船上の床・フロア。船のデッキ。読み仮名に注意。
航路【こうろ】船舶が航行する地図上の進路をいう。決まっているものを定期航路という。