小型旅客安全講習は、実際に講習に出席して、どのように行われたかレポートとしてまとめてあります。
これから小型旅客安全講習の受講を考えてる方へ実際にどのように行われたかをレポートとして作成しました。
地域・講習機関によって、若干内容や時間配分が異なる場合も有りますが御参考下さい。
主な索引は、次の内容に構成されています。
小型旅客安全講習は、更新・失効と異なり県庁所在地では開催しないので、愛知県での受講になりました。
遠方から参加するには始発の特急から新幹線・在来線・地下鉄とミスなく乗り継がないと間に合わないので時刻確認が必要です。
遅刻すると特定小型旅客安全講習を受けられなくなるので、当日の開始時間前から既に始まっているとも過言ではありません。
その観点から遠方の方は、始発から乗ることよりも会場の近くに宿泊される方がおすすめします。
昼食時間は近隣に多く会社・官公庁があり、混み合って大変でした。事前購入しておくことをおすすめします。
会場には、開始1時間前に到着しましたが既に2名が受付手続きの最中でした。
受付で出席点呼と同時に受験番号を伝えられて教室へ向かいます。
教室に入ると番号毎に長机が配置されていて、一本で2名が座ります。
受講番号を確認して座ると机上に教本・レジュメ・三角巾・人口呼吸用の吸入器具の四点が置かれてました。
特定小型旅客安全講習とタイトルの付いた専用の教本はありませんでした。
海技免状用テキストの救命講習を使用していきます。内容はハイレベルの印象を受けました。
テキストをめくってみて、もし学科・実技試験が合格基準なら修了するのは難しいと思いました。
実際に特定旅客講習では、高度なテキストの内容に沿って進むことはありません。。
プリントをホッチキスでまとめた事例などを基にしたレジュメを中心に沿ってゆく講義でした。
学科(座学)は、レジュメの内容に沿っての航海経験のある講師が実施し、講義とビデオ視聴が中心。
旅客の名が付く講習ですが、遊漁船や旅客船等をについての紹介や知識を学ぶことは一切ありません。
学科時間では1時間ごとに約5~10分の休み時間と12時~13時まで昼食時間が充てられました。
実技は、大きく分けると人工呼吸・AED・三角巾の使い方で構成されます。
小型旅客安全講習前、学科1時間及び実技6時間ときいていましたが、実際は実技2時間充てられます。
これまでの長机から同じ教室内後方のスペースに移動して、全員が揃い人口呼吸の実技方法を聴きます。
人口呼吸は、講師の模範後、出席番号に従って一人ずつ参加者の前でマネキンで実演しますが、すぐに全て正確にはできません。
配布された人口呼吸用の吸入器具を付け方など間違った実技や分からない方へ講師から直接アドバイスの声が飛びます。
人口呼吸後のAEDは、解説を聴くのみで実技は行いませんでした。
三角巾の実演は、長机に戻ってから講師と同じ作業をします。ロープワークや折り紙の平均みたいで器用さが求められます。
学科・実技の時間配分や内容は、開催地によって異なります。御注意ください。
実技の講習後、試験は一切実施せず、講習修了証明書や当日支払いの方へ領収書が該当者に配布されます。
教本・レジュメ・人口呼吸用の吸入器具は配布されますが、三角巾はレンタルなので持ち帰れません。
受付・学科・実技の一日間の流れで小型旅客安全講習は16時に終了しました。
講習を出席すれば修了できるので学科・実技試験がないお早めの受講をおすすめします。