小型船舶操縦士の再教育講習とは

小型船舶操縦士が遵守事項違反をした場合に受講しなければならない再教育講習とはどんな内容なのか。

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再教育講習とは

再教育講習とは、小型船舶を操縦での船長の遵守事項に違反し、運輸局より通知が来た時点で受講すべき講習のこと。

平成28年7月1日の改正によって、これまでの累積点数5点以上で発送されたものが改正されて、違反点数が付された時点で通知が
来るようになりました。

対象となる遵守事項

再教育講習受講が対象となる法定の遵守事項の反は次の通りとなります。

  • 酒酔い操縦
  • 無資格者に操縦
  • 危険操縦
  • ライフジャケット義務違反
  • 発航前検査
  • 見張りの実施

発航前検査・見張りの実施の追加によって、これまでの上四つから遵守事項の範囲が広くなりました。

追加された理由は、小型船舶が海上で起きた事故・海難の全体の3分の1が発航前検査・見張りの実施することで
防げたことより起因しています。

再教育講習受講の通知

違反点数を付されることで再教育講習を受けてください旨の通知が届いたらどうすればよいのでしょうか?

この場合は、速やかに開封して必ず内容を確認しなければなりません。

お近くの講習実施機関のお問い合わせ先についても記載があるでしょう。

頻繁に行われる更新や失効講習と違って、お近くであまり実施していないため、場合によっては遠方まで出向かなければなりません。

再教育講習の効果

再教育講習を受講することで、累積点数から2点を免じられる効果があります。

ただし、累積点数が処分対象の5点に達した場合は2点を減らされることはないので注意ください。

要するに減点されるのは、累積点数が4点までということになります。

料金はどれくらいかかるか

再教育講習ときくともう一度、新規で取得するくらいの高額な料金がかかるかもしれないと思われるでしょう。

実際は、それは誤りで、講習料金は約1万円ほどだと捉えてください。

また、開催地が少ないために講習料金よりも交通費の出費が大きいと思われます。

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