警戒船の業務・管理講習はどんなものか

警戒船の業務・管理講習を御存知でしょうか。どのような内容のものか記述しております。

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海のガードマン

建築構造物は新たに必要になったり、既存のものは劣化をします。そのために新設や修復の工事作業を陸上だけでなく、海上でも実施されます。

陸上では建設工事現場の付近には必ず、ガードマンなどの誘導員が配置されております。

海の上でも港則法などに基づく許可・届出対象の海上土木工事では付近を航行する船舶等に対して安全に航行や誘導できるように工事を行う主体が警戒船が配備しなければなりません。

特定重要港湾等には外国籍のクルーズ船や貨物船舶などが頻繁に出入りするために警戒船は海のガードマンとして役割を果たします。

講習はこれから業務に就く予定の方を対象

業務に付くためには、警戒船講習を受ける必要があり、1年以内に就く見込みのある方を対象としてます。

各地区の海上保安庁で年に1~2回の開催で半日程度の講習になります。講習料やテキスト代は無料です。

講習の申込みは、期限内に所定の書類を記入して郵送しなければなりません。定員を超えると抽選になります。

講習は業務・管理などの受けられる区分毎に分けられます。

終了後はそのまま修了というわけにはいかず、効果測定テストが実施されるので集中が必要です。

講習をきちんと受けられてテストにも合格されると受講証明書が発行されます。

専従警戒要員と警戒業務管理者

警戒船の講習区分は、専従警戒要員と警戒業務管理者という二つの異なる種類に分けられますがどんな内容でしょうか。

専従警戒要員は、現場である海上で乗船して任務に当たる方(海のガードマン)。

警戒業務管理者は、警戒業務の管理運用の任務にこなす方。

警戒業務管理者の講習を受けるためには、専従警戒要員の業務又は、警戒船の船長の経験が必要になってきます。

どちらも受講するためには、1年以内に就く見込みのある方を対象としてます。

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