講習会場が2階以上に多い理由

小型船舶免許更新・失効講習会場が2階以上に多いのはどんな理由なのでしょうか。

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身体機能の検査は会場で実施されない

小型船舶操縦免許証の更新・失効講習会場では、受付に来た先着順にて身体検査を開始前に行っています。

小型船舶免許証更新に必要な視力検査や汽笛が判別できるかについての聴力検査、問診が行われるのはご存知でしょう。

これらの実施される検査は、身体検査証明書の左側の項目となっておりますが、右側の身体機能については検査が行われません。

多くの受講されるが方、受付開始から60分間で各々の身体機能について検査を実施することはあまりにも時間がないためです。

階段を上がって自力で歩行ができるか

では、問診以外で一部の身体機能について合格の有無はどう判断されるのでしょうか。

会場入り口から講習受付までの間、自力で階段上がって歩行できるか検査員は見ていないようで見ているでしょう。

付添いの方なし(独力)で階段の昇り降りや歩行ができない場合は身体検査は決して合格できません。

身体検査を合格できない理由は、係留・解らんの作業、桟橋から小型船舶に入る時や、着岸後に陸上に上がったり、アクセルを踏んだりするときに歩行や膝の屈折が一人でできないと基本動作が成り立たないためです。

身体機能を確認のため会場が2階以上に多い

全てではありませんが、身体機能を確認しやすいために講習会場が2階以上にあることが多いそうです。

会場によっては靴からスリッパに履き替えたり、段差のあるフロアがあったりするので厳しいと思われる方は事前に日本海洋レジャー安全振興協会内の相談コーナーに連絡されることをおすすめします。

また、一般の小型船舶免許証更新講習時での身体検査に合格できなかった場合は、前者の相談コーナーが窓口となります。

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