機関士との同時申請で視力検査の注意すべきこと

海技士(機関)と小型船舶免許証の同時申請で身体(視力)検査の注意すべきポイントとは。

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機関士と同時申請の視力基準を押さえる

機関士と小型船舶操縦士の両方をお持ちの方がおられますが、その中には同時申請をセルフで行う方も少なくありません。

一回の申請で済ませれるために、多くの方が頻繁に失敗してしまう注意点を以下、記述させていただきます。

二つの資格を一緒に申請すれば、小型の身体検査料金を節約できると安易に思っていると、大変な目に遭うかもしれません。

機関士の更新(失効)申請時に必要な身体検査で視力項目の合格基準は、両眼で0.4以上です。

また、小型船舶操縦士については、各眼0.5以上の視力が必要なのは、いうまでもありません。

まずは、各々の合格基準値の差が0.1であることを押さえておきましょう。

海技士用の身体検査証明書が誤りを招く

同時申請で身体検査を一括にする場合は、海技士用の身体検査証明書で行わなければなりません。

機関士と小型船舶操縦士の同時申請を海技士用の身体検査で一本化を貫くのなら以下の点を押さえてください。

視力検査の結果、0.5以上と医師の記載が必要です。(0.4以上だと小型基準を満たさないため)

海技士専用の身体検査だと医師が機関士の視力合格基準0.4以上と記載しやすいため誤りを招く恐れがあります。

二資格の身体検査証明書を提出する考え

以上、同時申請での身体検査(視力)で基準未満のため免状申請ができず、失効の恐れもあり、再検査の負担は大きいです。

同時申請で身体検査を一括にしたことが、誤りを招く原因となっているので、二資格個別に身体検査を受検し証明書を提出する考えが賢明
かもしれません。

医療機関及び、講習会場で実施される二回の身体検査でとても面倒かもしれませんが、申請時の大きなミスを防げるのではないでしょうか。

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