人工知能と海運・船舶について

人工知能が搭載された船舶によって海運はどのように変わるのでしょうか。

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人工知能とは何か

人工知能(Artificial Intelligence)とは、人と同じ知能をプログラムされたロボットや機械のこと。

ITや科学技術の発展に伴い、人工知能が搭載された自動車が実験されておりますが、陸・空・海で運搬を担う各分野で開発の最中です。

実現し、人工知能が普及することで労働力を人からロボットへ取って代わることが予想されます。

海は既に人工知能の搭載を取り入れている

意外にもこの三つの中で海運が既に一番早く人工知能を実践に取り入れていて、大型船舶の電子海図やAISなどがその代表例で
航海士や機関士の仕事を補助的にサポートしています。

海運上、必要な情報の天気、波、暗礁など地形を予想や燃費がかからない最適なルートを提案することが考えられます。

ただ、大型船舶の完全自動航行は構造上、離岸・着岸で曳舟に依存はが必要なことから難しいかもしれません。

現在は人が主体的で、人工知能が補助的ですが、今後これが逆の立場になることもあり得ます。

船舶免許証は必要なくなるのか

もし、小型(大型)船舶に付属されたロボットが主体的に人の運転なしで自動操縦できるようになれば小型船舶操縦免許証(海技免状)
は必要なるのでしょうか。

ロボットは、権利義務の主体になれずそのため、たとえ自動操縦できたとしても、エラーや故障などで制御が効かない場合、技能ある船長が同乗することが必要です。よって、人工知能搭載の自動操縦船舶でも船舶免許証は必要だと推測されます。

船舶免許