小型船舶免許証の知られざる二つの強み

保有者も知られざる小型船舶免許証の二つの強みとは、一体どんなものなんでしょうか?

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見掛けは頼りない身分証明書

小型船舶操縦免許証は、縦5.4cm、横8.56cmの四隅が角丸で薄さ1mm未満の規格でプラスティック製として作られています。

薄さ以外は規格がほぼ同じである自動車運転免許証と異なりICチップが組み込まれていません。

小型船舶操縦免許証は、保管方法によっては、破損しやすく特別な技術も見当たらず、身分証明書としては頼りないと思われる方もおられるかもしれません。

しかし、しっかりした造りでICチップのある自動車運転免許証と異なる二つの強みをご存知でしょうか?

特殊な偽造防止技術の強み

偽造対策の強みとして、小型船舶操縦免許証の裏面上部にブラックライトを照射することで、国土交通省の5文字が現れる特殊偽造防止技術(ホログラム技術)が施されています。

本物の船舶免許証かどうか判断するこの指標については、殆どの所有者がご存知ではないことかもしれません。

懐中電灯で照射してもブラックライトを照射しない限り、浮かび上がりません。船舶免許証をお持ちの方は、実際にやってみてください。

英語表記による外国での本人確認の強み

表面の左上にある小型船舶操縦免許証の下には、Permit of Boat Opereror(直訳で船舶を操縦者として許可する)と記載されており、外国で本人確認書類として利用ができる強みがあります。

外国によっては生活上に必要な諸手続きする場合には、旅券(パスポート)以外にあと一種類以上の日本政府(国土交通大臣の文字下に英語記載有り) が発行する本人確認書類を求められるケースもあります。

それを補完するものとして、小型船舶免許証を提示することで要件を満たされ、可能性が広がることに期待されます。

船舶免許証が持っていることで、本人確認するための氏名が漢字だけでなくローマ字で、生年月日が元号のほか西暦表記となっているため、パスポートとの照合に寄与させてくれるでしょう。

頻繁に海外へ行く方にとっては、いざという場合のグローバルな身分証明書かもしれません。

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